CCNAのIPアドレスとサブネット分割の理解:/16ネットワークの分割方法

ネットワーク技術

CCNAの学習において、IPアドレスのサブネット分割やネットワーク設定は重要な概念です。特に、IPアドレスの範囲をどのように分けるか、そして各サブネットのサイズや使用可能なアドレスの計算方法を理解することは、ネットワーク設計において欠かせません。この記事では、10.10.0.0/16ネットワークをどのようにサブネット化するか、またその分割に関する詳しい解説を行います。

サブネットマスクとネットワークの分割

サブネットマスクは、IPアドレスをネットワーク部とホスト部に分けるためのものです。/16のネットワークは、ネットワーク部が16ビットで、ホスト部が16ビットで構成されていることを意味します。この場合、ネットワークアドレスは10.10.0.0となり、最大で65,536個のホストを収容することができます。

しかし、30のサブネットを作成するには、ネットワークをさらに分割する必要があります。ネットワークを分割するためには、サブネットマスクを変更することで、より多くのネットワークを作成することが可能です。

30個以上のサブネットを作成する方法

10.10.0.0/16ネットワークをサブネット化するためには、必要なサブネット数に応じてビット数を増加させる必要があります。具体的には、1ビットごとにサブネットの数は倍増します。

例えば、/16ネットワークを/21にサブネット化すると、32個のサブネットが作成できます。この場合、5ビット分のサブネット化が必要で、/21のサブネットマスクは255.255.248.0となります。このサブネットマスクを適用することで、30個のサブネットを展開することができます。

実際のサブネット割り当て例

例えば、最初のサブネットは10.10.0.0/21で、次に10.10.8.0/21、10.10.16.0/21というように、10.10.0.0/16のネットワーク内でサブネットが割り当てられていきます。各サブネットには、1024個のIPアドレスが含まれ、最大で1022台のホストが配置可能です。

このようにして、30個以上のサブネットを確保するために/21サブネットマスクを使用することで、要件を満たすことができます。

サブネット分割後の設定例

問題で要求されている通り、2番目のサブネットを使用する場合、10.10.8.0/21サブネットを選択します。このサブネットで最初の使用可能なIPアドレス10.10.8.1をR1のGig0/0インターフェースに設定し、最後の使用可能なIPアドレス10.10.15.254をR2のGig0/0インターフェースに設定します。

•R1
>enable
#configure terminal
(config)#interface gigabitethernet 0/0
(config-if)#ip address 10.10.8.1 255.255.248.0
(config-if)#no shutdown
•R2
>enable
#configure terminal
(config)#interface gigabitethernet 0/0
(config-if)# ip address 10.10.15.254 255.255.248.0
(config-if)#no shutdown

まとめ:IPアドレスのサブネット分割と設定のポイント

CCNAの学習において、サブネット分割は非常に重要なスキルです。IPアドレスを適切にサブネット化することで、効率的にネットワークを構成することができます。10.10.0.0/16ネットワークを30個以上のサブネットに分割するためには、/21のサブネットマスクを使用し、必要に応じて最初のサブネットを選択して適切なIPアドレスを設定する方法を理解しておきましょう。

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