Windows 10のデスクトップPCでパスワードを忘れてしまい、BIOS画面を開きたい場合、特定の手順を踏むことでBIOS設定にアクセスすることができます。この記事では、BIOS画面の開き方と、パスワードをリセットする方法について詳しく解説します。
1. BIOS画面にアクセスする方法
PCが起動する際に、BIOS(Basic Input/Output System)にアクセスするためには、特定のキーを押す必要があります。多くのPCでは、PCの電源を入れてすぐに「Del」キー(Deleteキー)または「F2」キーを押すことで、BIOS画面に入ることができます。
具体的な手順は以下の通りです。
- PCの電源を切ります。
- 電源を入れた瞬間に、「Del」または「F2」キーを連打します。
- BIOS画面が表示されたら、設定を変更できます。
注意点として、PCによってBIOSにアクセスするキーが異なる場合があります。もし「Del」や「F2」キーが効かない場合は、PCメーカーのマニュアルを参照するか、画面に表示される指示に従いましょう。
2. BIOS設定でパスワードをリセットする方法
BIOS画面にアクセスできたら、パスワードをリセットすることができる場合があります。いくつかの方法がありますが、主に以下の手順が有効です。
- 「Security」タブを選択し、設定項目を探します。
- 「Administrator Password」や「User Password」など、設定されているパスワード項目を選びます。
- パスワードをリセットするか、無効にするオプションを選びます。
ただし、PCによってはこの方法ではリセットできない場合もあります。その場合、次に紹介する方法を試してみてください。
3. CMOSバッテリーをリセットする方法
パスワードリセットができない場合、CMOSバッテリーをリセットする方法も有効です。CMOSバッテリーは、PCのBIOS設定を保存しているバッテリーです。これを取り外すことで、BIOSの設定を初期化することができます。
手順は以下の通りです。
- PCの電源を完全に切り、電源コードを抜きます。
- PCケースを開け、マザーボードにあるCMOSバッテリー(通常はコイン型のリチウム電池)を探します。
- バッテリーを数分間外してから再び取り付けます。
- PCを再起動し、BIOS設定がリセットされているか確認します。
この方法では、BIOSパスワードがリセットされ、PCが初期設定に戻ります。ただし、CMOSバッテリーを外す際は、静電気に注意して作業を行ってください。
4. BIOSパスワードを忘れた場合の最終手段
もし上記の方法で解決できない場合、最終手段として、PCメーカーに連絡してサポートを受けることが考えられます。メーカーによっては、証明書類を提出することでBIOSのパスワードをリセットしてもらえる場合があります。
また、パソコンの購入時に提供されていたマニュアルや付属ツールを利用して、パスワードリセットを試みることもできます。
5. まとめ
Windows 10のデスクトップPCでパスワードを忘れた場合でも、BIOS画面にアクセスして設定を変更することは可能です。BIOS設定に入るためには、PC起動時に特定のキーを押す必要があります。パスワードリセットやCMOSバッテリーのリセット、またはPCメーカーのサポートを活用することで、問題を解決することができます。
PCのセキュリティを維持しつつ、必要な設定を行うためには、これらの手順を順番に試してみましょう。


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