Illustratorファイルを印刷所へ入稿する際、画像をRGBからCMYKに変換することが入稿条件として指定されることがあります。しかし、ドキュメント自体がCMYKに設定されていれば、RGBの画像をそのまま埋め込んで入稿しても問題ないのでしょうか？この記事では、RGB画像をCMYKに変換せずに入稿する方法について説明します。
1. Illustratorファイルのカラーモード設定について
Illustratorで作成したデザインがCMYKカラーモードであれば、ファイル自体のカラープロファイルに関しては印刷所の条件に適合しています。しかし、画像がRGBモードで埋め込まれている場合、色味の違いが生じることがあります。
そのため、印刷時に正しい色を再現するためには、RGB画像をCMYKに変換しておく方が安全です。ただし、色味の差がそれほど問題にならない場合は、RGB画像をそのまま使用しても大きな問題にはならないこともあります。
2. RGB画像をそのまま埋め込んで入稿する方法
RGB画像をそのまま埋め込む場合、印刷所側で自動的にCMYKに変換されることがあります。ただし、色味が予想と異なる場合があるため、画像の色合いを正確に管理するためには、あらかじめRGB画像をCMYKに変換しておく方が確実です。
Illustratorでは、画像を埋め込む際に「リンク」の状態にすることもできます。この場合、画像が埋め込まれた状態でなくても、印刷所でRGBからCMYKへの変換を試みることができます。
3. 印刷所に確認する
印刷所に提出する前に、RGB画像がそのままで問題ないか、または変換が必要かを確認することをお勧めします。多くの印刷所では、RGBからCMYKへの変換が可能ですが、色味の問題が発生する可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。
4. まとめ
IllustratorファイルにRGB画像をそのまま埋め込んで入稿することは可能ですが、色味の差異を避けるためには、RGB画像をCMYKに変換しておくことをお勧めします。印刷所によって対応が異なるため、事前に確認しておくと安心です。また、色味にこだわりがある場合は、画像を変換してから入稿する方が無難です。
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