MuseScore4のアップデートにより、以前のバージョンで右クリックでバスドラムを休符に設定していた操作が変更され、他のパートが休符になる問題が発生しています。この記事では、この仕様変更に対処する方法を解説します。
1. 仕様変更について
MuseScore4では、右クリックで特定の楽器の休符を設定する方法が変更されました。以前は、バスドラムの位置で右クリックすると、バスドラムの休符が挿入されましたが、現在は右クリックした位置の楽器の休符が挿入される仕様に変更されています。
これは、Musescoreの動作がより直感的に楽器ごとの操作を反映するようになったためですが、バスドラムだけに休符を設定したい場合、少し工夫が必要です。
2. バスドラムに休符を設定する方法
バスドラムに休符を設定する方法は以下の通りです。
- まず、バスドラムの譜面の位置を確認します。
- バスドラムの位置にカーソルを合わせてクリックします。
- その後、メニューまたはツールバーの「休符」オプションを選びます。
- または、「Shift」+「Ctrl」+「3」を押して、休符を挿入することも可能です。
これで、バスドラムの位置に休符を追加できます。
3. 他の楽器の休符設定を防ぐ方法
もし、他の楽器(スネアドラムなど)の休符が挿入されてしまう場合、次の手順を試してください。
- 右クリックで「スコア設定」を選択し、休符設定を調整します。
- 「楽器名」を選択して、対象の楽器にのみ休符を挿入するように設定します。
- また、休符を手動で配置することで他の楽器の休符が誤って挿入されることを防ぐことができます。
4. 設定を元に戻す方法
もし、以前のような仕様を再度使用したい場合、MuseScoreの「環境設定」から右クリックメニューの動作をカスタマイズできます。ここで、休符を特定の楽器に限定して挿入する設定に戻すことが可能です。
具体的には、「設定」>「ショートカット」>「右クリック」メニューをカスタマイズして、バスドラム専用の操作を復元します。
まとめ
MuseScore4の仕様変更による休符の挿入方法の変更は、少し慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、適切な設定と操作を行うことで、バスドラムに正しく休符を設定できるようになります。手動で休符を追加する方法や、環境設定をカスタマイズして、より効率的に作業を進めていきましょう。


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