Vectorworks2023を使って図面を作成し、他社に送るためのデータ変換が非常に時間がかかっているというお悩みについて、この記事ではデータ変換の流れを効率化する方法について解説します。特に、50MBほどのデータを変換するのに2日間もかかる場合、作業の最適化が必要です。
Vectorworks2023からJWWへの変換作業の一般的な流れ
通常、Vectorworksで作成した図面を他社に送るためには、いくつかのステップを踏む必要があります。まず、陰線処理を行い、その後不要な情報を削減し、最後にJWWフォーマットに変換します。これらの作業は基本的には正しい手順ですが、処理に時間がかかる原因を特定し、効率化するための方法を見ていきます。
なぜ変換作業が時間がかかるのか?
データ量が50MB程度であれば、通常はそこまで時間がかかることはありません。時間がかかる原因としては、次のようなことが考えられます。
- 不要なオブジェクトやデータが多すぎる
- 陰線処理の設定が適切でない
- PCの処理能力やメモリ不足
- 不適切なJWW変換設定
これらの要因を改善することで、処理時間を短縮できる可能性があります。
効率化のための対策
作業を効率化するための方法をいくつか提案します。
1. 不要データの削減
最初に不要なオブジェクトやレイヤー、シンボルを削除することで、変換時のデータ量を減らすことができます。特に、無駄な情報を削除してからJWW変換を行うと、変換速度が向上することがあります。
2. 変換設定の見直し
JWWへの変換設定を見直し、必要のない情報を変換しないように設定を変更することも効果的です。例えば、図面に含まれている不要な寸法や注釈、ハッチングなどは、変換時に除外することができます。
3. PCの性能をアップグレード
もし可能であれば、PCの性能をアップグレードすることも一つの方法です。特にメモリやCPUの性能が変換作業の速度に大きな影響を与えるため、より高性能なPCを使用することで、作業のスピードが改善されることがあります。
使っているPCがMacBookの場合のアドバイス
MacBookを使用している場合、動作が遅くなる原因は、ソフトウェアの互換性やハードウェアの制限に関係しているかもしれません。特に、Windows専用のソフトウェアや変換ツールを使用している場合、Mac環境では動作が遅くなることがあります。その場合、仮想環境を使用したり、Boot CampでWindowsをインストールして使用することを検討してみてください。
まとめ
VectorworksからJWWへのデータ変換は、作業フローを最適化することで時間を短縮することが可能です。不必要なデータを削除し、適切な変換設定を行い、PCの性能を見直すことで、より効率的に作業を進めることができます。データ量が大きくなるほど時間がかかることはありますが、これらの方法を試すことで、大幅に作業時間を短縮できるでしょう。


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