Ciscoのスイッチを構築する際、Smart License (SLP)の適用について理解することは非常に重要です。特に、OSのバージョンアップ後にSLPが自動的に移行されるかどうか、また、ポリシー受託とCSSMへのレポート送信手順について解説します。
Smart License (SLP)とは?
CiscoのSmart License (SLP)は、ライセンス管理を効率化するための仕組みです。ライセンスの使用状況を把握し、ネットワーク機器に対する正当なライセンスを提供することを目的としています。
OSバージョンアップ時のSLPの自動移行について
質問にある通り、CiscoスイッチのOSをバージョンアップした際、SLPは自動的に移行されるのかという点ですが、通常、OSをバージョンアップすると、SLPは新しいバージョンに適用されます。しかし、手動での設定が必要な場合もあるため、アップグレード後の確認が重要です。もしSLPの移行が自動で行われない場合、手動での再設定が必要となります。
ポリシー受託の方法
SLPを適用する際、ポリシー受託が必要です。ポリシー受託は、Ciscoのライセンス利用に関する規約を受け入れる手順です。これにより、ライセンスの適切な管理が行われ、ネットワーク機器が適切に認証されます。
CSSMへのレポート送信手順
ポリシー受託後、ライセンス管理に必要な情報をCisco Smart Software Manager (CSSM)に送信する必要があります。具体的な手順は以下の通りです。
- CSSMにログイン
- 該当のデバイスを選択
- レポート送信を行うオプションを選択
- 送信先の設定を確認し、送信
これにより、ライセンス状況がCSSMに反映され、正確なライセンス情報が保持されます。
まとめ
SLPの自動移行、ポリシー受託、そしてCSSMへのレポート送信は、Cisco機器のライセンス管理において非常に重要な部分です。これらの手順を正しく理解し、適切に実施することで、ネットワーク機器の運用がスムーズになります。


コメント