デザイン業務で、特にテンプレート作成依頼を受けることは多いですが、無料で作成したものが後に他人の利益につながることがあります。今回は、Canvaで作成したプレゼン用テンプレートが他人の手に渡り、知らぬ間にマージンが発生する仕組みについて、そしてその対処法について解説します。
1. Canvaでのテンプレート販売の仕組み
Canvaでは、ユーザーが作成したデザインを公式テンプレートとして申請することができます。これが承認されると、テンプレートが公式に販売され、ダウンロードされる度にマージンが発生します。しかし、テンプレート作成者がその販売に関してどの程度関与しているかは、利用者とCanvaの契約内容に依存します。
2. 依頼者が事前に説明しなかったことの重要性
依頼者が最初に「Canvaで申請してマージンが発生すること」を説明しなかった場合、その後のトラブルが生じることがあります。作成したデザインが他人の収益に繋がることを知らされていないと、後になってモヤモヤした気持ちになるのは当然です。仕事の依頼の際、こうした詳細な点を最初に確認することが重要です。
3. 報酬の有無に関する疑問
無料で依頼を引き受けた場合、その後の報酬が発生しないことが多いですが、報酬の有無について最初にしっかり確認することが重要です。特に、デザインが他人の利益を生む場合、作成者としての立場や報酬に関する明確な取り決めがないと不満が生じることがあります。
4. トラブルを避けるための対策
今後、デザインの依頼を受ける際には、契約書を交わすことや、報酬に関する取り決めを明確にしておくことが重要です。また、作成したデザインが他人の商用利用に使われる可能性がある場合は、事前にその利用条件を確認することで、後々のトラブルを避けることができます。
まとめ
デザイン業務において、報酬の有無や利用条件を事前に確認することが重要です。無料で依頼を引き受けた場合でも、その後の利用がどのような形で進行するかを把握することで、納得した形で作業を進めることができます。また、今後のトラブルを避けるためにも、契約書を交わし、報酬に関する取り決めを最初に行うことが最も重要です。


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