Microsoft PowerPointでは、スライドにオーディオファイルを追加してビデオ化する機能がありますが、LibreOffice 6.4.7.2のImpressでも同様の操作が可能かどうか疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、LibreOffice Impressでオーディオを追加し、ビデオ化する方法について解説します。
LibreOffice ImpressとPowerPointの違い
Microsoft PowerPointは、特にプレゼンテーションやビデオ作成機能に強みを持っており、オーディオや動画ファイルをスライドに組み込んでそのままビデオとしてエクスポートすることができます。一方、LibreOffice Impressもプレゼンテーションツールとして使いやすいですが、ビデオ化に関してはPowerPointに比べると機能が限定されている部分があります。
しかし、LibreOffice Impressでもオーディオをスライドに追加し、その後手動でビデオに変換する方法はあります。これを実現するためには、いくつかの手順を踏む必要があります。
LibreOffice Impressでオーディオをスライドに追加する方法
LibreOffice Impressでは、オーディオファイルをスライドに挿入することができます。オーディオファイルの挿入方法は以下の通りです。
- プレゼンテーションを開き、オーディオを追加したいスライドを選択します。
- 「挿入」メニューから「オーディオまたはビデオ」を選択します。
- オーディオファイルを選び、挿入します。
これでスライドにオーディオが追加されますが、オーディオが自動的に再生されるように設定することもできます。「オーディオのプロパティ」で「自動再生」を選択すれば、スライドが表示されると同時にオーディオが再生されます。
ビデオ化する方法
LibreOffice Impressでは、直接的にビデオ化する機能はありませんが、作成したプレゼンテーションをビデオとして保存するために、いくつかの手順を踏む必要があります。最も簡単な方法は、画面録画ソフトを使用してプレゼンテーションを録画し、それをビデオとして保存する方法です。
例えば、OBS StudioやWindowsの「Xbox Game Bar」などを使用して、プレゼンテーションを再生しながら録画します。録画が完了したら、そのままビデオファイルとして保存できます。この方法で、オーディオ付きのプレゼンテーションをビデオ化することができます。
PowerPointと比べての利点と制限
LibreOffice Impressでオーディオを追加し、ビデオ化する方法は少し手間がかかりますが、無料で使用できるという大きな利点があります。また、PowerPointを使用するよりも柔軟に他の録画ツールや編集ソフトと組み合わせて使用できる点も魅力です。
一方で、PowerPointのように直接的にビデオとしてエクスポートする機能がないため、追加のソフトウェアを使用する必要があります。作業効率を重視する場合、PowerPointを使用した方が便利かもしれません。
まとめ
LibreOffice Impressでもオーディオを追加したプレゼンテーションをビデオ化することは可能ですが、PowerPointに比べて少し手間がかかります。オーディオファイルをスライドに追加した後、外部の録画ソフトを使って画面を録画することで、ビデオとして保存できます。この方法であれば、LibreOfficeの無料で使用できる利点を活かしつつ、オーディオ付きのプレゼンテーションを作成できます。

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