Excelで勤務時間や休憩時間を計算したい場合、数式を使って簡単に求めることができます。ここでは、所定勤務時間、実務時間、休憩時間を基に総勤務時間と総休憩時間を計算する方法について解説します。
1. 基本的な時間の計算方法
まず、Excelでは時間を計算するためにはセルに時間を入力し、時間同士の差を計算します。例えば、所定勤務時間が「10:00-19:00」の場合、この時間を計算するために使用する数式は「=終了時間-開始時間」です。
Excelのセルに直接「10:00」と「19:00」を入力し、引き算をするだけで勤務時間が計算されます。
2. 実務時間と休憩時間の計算
次に、実務時間と休憩時間の計算です。実務時間が「09:57-19:30」で、休憩時間①が「12:00-12:30」、休憩時間②が「14:30-15:00」の場合、以下の数式でそれぞれを計算します。
- 実務時間:=実務終了時間 – 実務開始時間
- 休憩時間①:=休憩終了時間① – 休憩開始時間①
- 休憩時間②:=休憩終了時間② – 休憩開始時間②
例えば、実務時間は「=19:30-09:57」、休憩時間①は「=12:30-12:00」、休憩時間②は「=15:00-14:30」となります。
3. 総勤務時間と総休憩時間の計算
総勤務時間を算出するには、実務時間から総休憩時間を引く数式を使います。例えば、実務時間が「9時間33分」、休憩時間①と②を合わせて「1時間」であれば、以下の数式になります。
- 総勤務時間 = 実務時間 – 休憩時間
Excelでの具体的な数式は、実務時間を計算したセルから休憩時間を計算したセルを引くだけです。
4. 具体例
例えば、A1セルに「10:00」、B1セルに「19:00」、A2セルに「09:57」、B2セルに「19:30」、A3セルに「12:00」、B3セルに「12:30」、A4セルに「14:30」、B4セルに「15:00」を入力して、以下の数式を使って総勤務時間と休憩時間を算出できます。
- 実務時間:=B2-A2
- 休憩時間①:=B3-A3
- 休憩時間②:=B4-A4
- 総勤務時間:=実務時間 – (休憩時間① + 休憩時間②)
まとめ
Excelでは簡単な数式を使うことで、総勤務時間と総休憩時間を正確に計算することができます。実務時間と休憩時間をしっかりと計算し、総勤務時間を求めることで、効率よく勤務時間を管理できます。

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