Wordファイルが同期されない原因と解決方法|「同期保留中」が表示されるときの対処法

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Microsoft Wordを利用していると、「同期保留中」と表示されてスマートフォンや他のデバイスとファイルが一致しない問題に遭遇することがあります。特にOneDriveを介してWordファイルを共有している場合、このエラーはよく起こります。本記事では、「同期保留中」の原因とその解決方法を詳しく解説します。

1. 「同期保留中」とは何か

「同期保留中」とは、OneDriveがファイルの変更内容をクラウドにアップロードできず、同期が一時的に停止している状態を指します。これにより、パソコン上のファイルとスマートフォンのWordアプリ上のファイルが一致しない現象が起こります。

一般的には、ネットワーク接続の問題、OneDriveの容量不足、またはアカウント認証の不具合が原因で発生します。

2. 同期保留中になる主な原因

  • インターネット接続の不安定さ:Wi-Fiが途切れていたり、通信制限がかかっていると同期に失敗します。
  • OneDriveの容量不足:無料プランなどで容量が上限に達している場合、ファイルのアップロードができません。
  • OneDriveアプリのバグや古いバージョン:バージョンが古いと同期機能が正しく動作しないことがあります。
  • ファイル名やパスの問題:ファイル名に特殊文字が含まれていたり、パスが長すぎる場合もエラーになります。

3. パソコン側での対処法

まずはパソコンのOneDriveの状態を確認します。タスクバー右下のクラウドアイコンをクリックし、「問題のあるファイル」を確認しましょう。

  • OneDriveアプリを最新バージョンに更新する
  • 同期を一時停止し、再度「今すぐ同期」をクリック
  • ネットワーク設定を確認(Wi-Fiの再接続を推奨)
  • ファイルを一時的に別フォルダに移動し、再び戻すことで再同期を促す

また、エクスプローラーで対象フォルダを右クリックし、「同期の問題を解決」を選択するとトラブルシューティングが自動的に行われます。

4. スマートフォン(Wordアプリ)での確認

スマートフォンのWordアプリでも、OneDriveとの連携状況を確認することが重要です。Wordアプリ内の「開く」>「OneDrive」を選び、対象のアカウントでサインインしているか確認してください。

  • アカウントが複数ある場合、正しいアカウントでサインインしているか確認
  • アプリを最新バージョンにアップデート
  • 同期されていない場合は、「手動更新」または「再同期」を試す

5. 同期が完全に止まっている場合の最終手段

どうしても同期が復旧しない場合、以下の方法を試してみましょう。

  • OneDriveを再インストールし、再ログイン
  • 「設定」>「アカウント」>「このPCのリンクを解除」から再設定
  • Wordファイルを手動でOneDriveのWeb版(こちら)にアップロード

手動でアップロードすることで、他のデバイスでも最新のファイルが利用できるようになります。

6. まとめ

Wordの「同期保留中」エラーは、ほとんどがOneDriveの通信や設定の問題です。まずはネットワークとOneDriveの状態を確認し、必要であれば再同期や再ログインを行いましょう。日常的に重要なファイルを扱う場合は、バックアップも忘れずに行うことで、万が一のトラブルに備えることができます。

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