JW-CADを使っている際、ファイルを開いたときに図面データが表示枠からかなり離れた場所に配置されてしまうことがあります。この問題を解決するために、「表示範囲記憶」ボタンを使ってみても、ファイルを開いた後に全体表示をする必要があり、理想的ではありません。この記事では、図面を開いたときに自動的に図面の中心が表示されるようにする方法について解説します。
1. JW-CADで図面の中心を出す方法
図面を開いたときにその中心を確認するための方法は、中心点を求めてその位置に合わせることです。JW-CADには「中心合せ」機能があり、これを使うことで図面を簡単に中央に配置することができます。まず、図面がどこにあるかを確認し、その中心点を計算することが必要です。
2. 中心点を出す方法
中心点を出すには、以下の手順を試してみてください。
- まず、図面内で適当な基準点を選びます。
- その基準点を基にして、図面全体の中心を計算します。
- 計算した中心点を、画面上で分かりやすい位置に表示します。
この方法で中心点を特定し、その位置に合わせて図面を移動すれば、開いたときに図面が自動的に中央に表示されるようになります。
3. 中心合せ機能を使用する
図面を移動させる際に、「中心合せ」の機能を使うと便利です。これは、図面を開いた状態で、設定した基準点を画面の中央に合わせるための機能です。具体的な手順は以下の通りです。
- 「表示範囲記憶」を解除します。
- 画面上の「中心合せ」機能を使用し、図面を中央に配置します。
- 図面の位置が決まったら、そのまま保存します。
これで、次回開く際に自動的に図面が中心に配置されるようになります。
4. 表示範囲記憶の設定
表示範囲記憶機能を使用する際、注意が必要です。通常、図面を開くたびに全体表示をする必要があり、理想的ではない場合があります。表示範囲記憶を無効にすることで、開いたときに自動的に図面の中心に表示する設定を維持できます。これを設定するには、「表示範囲記憶」の設定をオフにすることをお勧めします。
まとめ
JW-CADで図面を開いた際に自動的に中央に表示するには、図面の中心点を出し、「中心合せ」機能を使用するのが最も簡単で効果的な方法です。また、表示範囲記憶をオフにしておくことで、毎回図面が中央に表示されるようになります。これらの手順を試して、効率的に作業を進めましょう。


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