Excelで条件付き書式を使って工事日や金額に基づくチェックをする方法

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Excelで、特定の条件を満たす場合にセルの書式を変更する「条件付き書式」を活用することは、業務の効率化に非常に役立ちます。今回は、建設業務における「工事日」「受注金額」などを基に条件付き書式を設定し、簡単に情報を確認できるようにする方法を解説します。

1. 条件付き書式の基本

条件付き書式は、指定した条件が満たされると自動でセルの書式を変更する機能です。これを活用することで、Excelでのデータ入力や管理が効率化され、視覚的にもわかりやすくなります。

2. 条件付き書式の設定方法

Excelで条件付き書式を設定するには、まずセルの範囲を選択し、[ホーム]タブの[条件付き書式]から「新しいルール」を選びます。次に、特定の条件に基づいて書式を変更する数式を入力します。

3. ① 今日の日付より工事日が10日以上後の場合

まず、以下の条件を満たす場合に書式を変更したいとします。

  • A1に今日の日付が、A2に工事日が入力されている。
  • B2に「緊急案件」と記載がなければ、条件付き書式を有効にする。

この場合、条件付き書式に入力する数式は次の通りです。

=AND(A2>=TODAY()+10, B2<>'緊急案件')

これにより、工事日が今日の日付から10日以上後で、B2に「緊急案件」と記載されていない場合に書式が変更されます。

4. ② 受注金額が500万円以上で、工事日が23日以上後の場合

次に、受注金額(A3)が500万円以上の場合に、工事日が23日以上後であることを確認する条件を設定します。

  • A1に今日の日付、A2に工事日、A3に受注金額が入力されている。
  • B2に「緊急案件」と記載がなければ、条件付き書式を有効にする。

この場合の数式は次の通りです。

=AND(A3>=5000000, A2>=TODAY()+23, B2<>'緊急案件')

これで、受注金額が500万円以上で、かつ工事日が23日以上後の場合に条件付き書式が適用されます。

5. まとめ

Excelで条件付き書式を設定することにより、業務上の重要なデータを簡単に管理し、確認することができます。今回紹介した数式を使えば、工事日や受注金額に基づく確認を効率的に行うことができ、業務のミスを減らす手助けになるでしょう。ぜひ試してみてください。

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