Excelで株価や為替データをリアルタイムで取得し、資産評価額などを自動で計算する方法を探している方へ。Microsoft 365のExcelと通常のOffice版Excelには、データ参照機能に関していくつかの違いがあります。この記事では、Microsoft 365で株価や通貨データを取り込む方法について解説します。
Microsoft 365のExcelとOffice版Excelの違い
Microsoft 365サブスクリプションを使用している場合、Excelに組み込まれたデータ参照機能(株価や通貨データ)は利用可能です。しかし、ユーザーの環境によっては、[データ]タブに株価や為替のオプションが表示されないことがあります。
通常、Excel 365では「株価」「通貨」などのオプションが[データ]タブ内に表示され、Webからリアルタイムデータを取得できますが、表示されない場合、いくつかの設定や機能が影響している可能性があります。
Microsoft 365で株価・為替データを取得する設定方法
Excel 365を使って株価や為替データを取り込むには、まずExcelがインターネットに接続されている必要があります。次に、Excelの「データ」タブを開き、「株価」や「通貨」オプションを選択します。
データが取得できない場合は、以下の設定を確認してください。
- Microsoft 365が最新の状態か確認
- Excelのインターネット接続設定が正しく行われているか確認
- Officeアカウントが正しくサインインされているか確認
これらを確認することで、データ参照機能が正常に動作するようになる場合があります。
リアルタイムデータを取り込むための他の方法
もし、Microsoft 365のデータ参照機能が利用できない場合や、より柔軟なデータ更新を求めている場合、他の方法でデータを取得することもできます。例えば、Webクエリを使用して外部のデータソースから株価や為替情報を取り込む方法です。
Webクエリを設定するには、「データ」タブから「Webからデータを取得」を選択し、株価や為替を提供しているウェブサイトのURLを入力します。これにより、リアルタイムで情報を更新することが可能です。
Microsoft 365以外のOffice版で株価データを取得する方法
Microsoft 365サブスクリプションを使用していない場合、通常のOffice版Excelには「株価」や「通貨」のデータ参照機能は組み込まれていません。ただし、ExcelのVBAやWebクエリを使うことで、外部ソースから株価や為替データを取得することは可能です。
例えば、APIを使ってリアルタイムの金融データをExcelに取り込む方法があります。これにより、Excel 2019やOffice 2021でも株価情報を表示することができます。
まとめ
Excelで株価や為替データをリアルタイムで追跡するには、Microsoft 365のデータ参照機能を使用するのが最も簡単です。Excel 365では、[データ]タブから株価や通貨の情報を自動的に取得できますが、設定や接続に問題がある場合は、インターネット接続やOfficeの更新を確認しましょう。
もしMicrosoft 365を使用していない場合でも、WebクエリやAPIを使用してデータを取り込む方法があるため、必要に応じてこれらの代替手段を利用できます。これらの方法を駆使して、Excelを使った資産評価や株価管理を効率化しましょう。


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