AutoCAD 2026版で絶対座標入力時に「点が無効です」のエラーが発生する問題の解決方法

CAD

AutoCAD 2026版(アーキテクチャー)を使っている初心者の方から、「絶対座標を入力しようとした際に、『点が無効です』と表示されてしまう」といった質問がありました。この問題を解決するための手順を、わかりやすく解説します。

絶対座標入力時に発生するエラーの原因

「点が無効です」というエラーは、通常、AutoCADが入力された座標を認識できない場合に発生します。エラーコード「405」が表示される場合もあります。これは、絶対座標入力の際に、いくつかの設定が正しくないことが原因です。

DYNPICOORDSの設定確認

まず、AutoCADの設定で「DYNPICOORDS」という変数を確認する必要があります。この変数は、ダイナミック入力で座標を入力する際に、AutoCADがどのように座標を処理するかを決定します。

変数「DYNPICOORDS」が0に設定されている場合、ダイナミック入力で座標を入力しても、絶対座標の変換が無効になることがあります。設定を1に変更すると、ダイナミック入力での座標入力が正常に動作します。

設定変更手順

1. AutoCADを開き、コマンドラインに「DYNPICOORDS」と入力します。

2. 設定画面で「DYNPICOORDS」の値が0になっていることを確認し、1に変更します。

3. 設定変更後、再度絶対座標(例:#50,100)を入力してみてください。

その他の考慮点

もしそれでも問題が解決しない場合は、以下の点を確認してください。

  • 絶対座標が正しいか:入力した座標が正しい形式であるか確認します。
  • 座標系の確認:座標系やユニット設定が異なっていないか確認します。
  • ソフトウェアのバージョン:AutoCAD 2026のアップデートがある場合、最新版に更新することで問題が解決することがあります。

まとめ

AutoCADで「点が無効です」というエラーが発生する原因は、ダイナミック入力設定の「DYNPICOORDS」が0になっていることが多いです。この設定を1に変更することで、絶対座標が正常に入力できるようになります。もし問題が解決しない場合は、他の設定やソフトウェアのアップデートも確認しましょう。

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