コマンド実行中に次のコマンドを待機させる方法は、Windowsのコマンドライン環境でよく使用されるテクニックですが、CLUI(コマンドラインユーザーインターフェイス)での実行待機方法に関して混乱することがあります。特に、EXEファイルではなく、CLUIコマンドの実行が終わってから次のコマンドを実行したい場合にどう書くべきか、困っている方も多いでしょう。この記事では、CLUIのコマンド実行後に次のコマンドを待つ方法について解説します。
WindowsでCLUIコマンド実行後に待機させる方法
CLUIコマンドの実行が終わるまで次のコマンドを待機させるには、コマンド間に適切なコマンドを挿入する必要があります。WindowsでCLUIのコマンドを待機させるには、主に「&」や「&&」、「start /wait」などのコマンドを使用します。
「&」を使用する方法
「&」は、コマンドを並列に実行するための方法ですが、次のコマンドを実行する前に最初のコマンドが終了するのを待つわけではありません。しかし、複数のコマンドを順番に実行したい場合には、次のように使用します。
コマンド1 & コマンド2
ただし、この方法では、コマンド1が実行中でも、コマンド2は並行して実行されます。実行順序が重要な場合は次の方法を使用する必要があります。
「&&」を使用する方法
「&&」は、最初のコマンドが正常に終了した場合にのみ次のコマンドを実行する方法です。これにより、CLUIコマンド実行が終了した後に次のコマンドを実行できます。
コマンド1 && コマンド2
例えば、コマンド1が正常に終了した場合にのみコマンド2を実行するので、エラーが発生した場合に次のコマンドを実行させないことができます。
「start /wait」を使用する方法
「start /wait」コマンドは、EXEファイルだけでなく、CLUIコマンドが終了するまで待機させるために使用することもできます。この方法を使用すると、コマンド1の実行が完了するまで、次のコマンドを実行しないようにできます。
start /wait コマンド1
これを使うことで、指定したコマンドが終了した後に次のコマンドが実行されるようになります。CLUIコマンド実行後に別のコマンドを待機させるには、「start /wait」を使用するのが最も確実です。
実例:CLUIコマンドの実行と待機
例えば、バックアップコマンドを実行した後に、次のクリーニングコマンドを実行したい場合、次のように書きます。
start /wait backup.exe && start cleanup.exe
ここで、バックアップが終了するまでクリーニングは実行されません。このように、順番にコマンドを待機させることができます。
まとめ
CLUIコマンド実行後に次のコマンドを待機させる方法は、コマンドの実行方法を選択することで解決できます。「&」、「&&」、「start /wait」などを活用し、目的に応じてコマンド実行の順番や待機を調整しましょう。特に、順番にコマンドを実行したい場合やエラーを回避したい場合には、「&&」や「start /wait」を使うのが効果的です。


コメント