パソコンとスマホをUSBケーブルで接続してファイルを転送している際に、突然転送ができなくなることがあります。この問題が発生すると、パソコンやスマホ側でファイルが表示されず、転送が止まってしまいます。この記事では、そのようなトラブルの原因と解決方法について解説します。
USB転送ができなくなった場合の一般的な原因
まず、USB接続でファイル転送ができなくなる理由は多岐に渡ります。一般的な原因としては、ケーブルや接続端子の不具合、スマホ側の設定、あるいはセキュリティソフトによる干渉などが考えられます。特に、セキュリティソフト(例:マカフィー)が誤ってファイル転送をブロックしてしまうケースがあります。
また、スマホの設定が正しくない場合や、USBドライバの問題も考慮する必要があります。次に、これらの原因を一つずつ解決していきます。
1. セキュリティソフト(マカフィー)の設定を確認する
セキュリティソフトは、時にUSB接続を危険な動作として誤検知し、転送を停止させることがあります。この場合、マカフィーの設定でUSB接続に関するセキュリティ設定を確認し、必要に応じて設定を変更することが求められます。
具体的には、マカフィーの管理画面から「リアルタイムスキャン」や「外部デバイスの接続許可」などの項目を見直し、USBデバイスの接続を許可する設定に変更してみましょう。
2. スマホの設定を確認する
次に、スマホ側の設定を確認します。Androidスマホでは、USB接続時に「ファイル転送モード」や「MTP(メディア転送プロトコル)」の設定が必要です。この設定がオフになっていると、パソコンとのファイル転送ができなくなります。
スマホの「設定」>「接続」>「USB設定」から、転送モードを「ファイル転送」または「MTP」に変更してください。
3. USBケーブルや接続端子の確認
USBケーブルや接続端子が不良である場合、転送が途中で止まったり、そもそも接続できないことがあります。別のケーブルを使って試してみるか、USBポートの端子部分を清掃してみましょう。
また、他のパソコンやスマホで試してみて、問題がケーブルや端子に起因するものかどうかを確認することも有効です。
4. ドライバの更新や再インストール
パソコンに接続した際にドライバの問題が発生することもあります。特に、Windowsを使用している場合、USBドライバが正しくインストールされていないと、転送が正常に行われません。
デバイスマネージャーから「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」のドライバを更新または再インストールしてみてください。
5. その他の解決策
その他にも、スマホとパソコンを再起動したり、パソコンのUSBポートを変更したりすることも有効な場合があります。特に、パソコンの再起動後にUSBドライバが再認識されることがありますので、試してみる価値があります。
まとめ
USBケーブルでパソコンとスマホを繋いでファイル転送ができなくなる問題は、さまざまな要因が絡んでいます。しかし、セキュリティソフトの設定確認や、スマホ側の転送設定、ケーブルやドライバの問題を順番にチェックすることで、解決できる場合が多いです。これらの手順を試して、再度正常なファイル転送を行ってください。


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