Excelで座標を元に軸角を計算する方法とATAN2関数の使い方

Excelを使用して、座標を基にした軸角の計算を行う方法について解説します。特に、ATAN2関数を使って2点間の角度を求める場合、正しい引数の順番や象限を意識することが重要です。この記事では、Excelの関数を使った軸角計算の方法を詳しく説明します。

ATAN2関数の基本的な使い方

ATAN2関数は、2点のX座標とY座標を入力として、その座標を結ぶ直線の角度を求める関数です。この関数は、座標の差（ΔYとΔX）を引数として取ります。引数の順番に注意が必要で、ATAN2(ΔY, ΔX)が正しい形です。

質問者の例では、点B(1137.5, 656.7)と点D(2275, 0)の座標を使って軸角を求めています。この場合、ATAN2(ΔY, ΔX)の形式で計算するのが適切です。具体的には、次の数式になります。

=ATAN2(0 - 656.7, 2275 - 1137.5)

これで、点Bから点Dへの角度が計算できます。

ATAN2関数は、与えられたΔYとΔXの値に基づいて角度を計算しますが、重要なのは結果が正確な象限で出力されることです。例えば、X座標がプラスでY座標がマイナスの場合、ATAN2は第4象限の角度を返します。これにより、ATAN2関数は四つの象限に対応した角度を正確に計算することができます。

ATAN2関数で求めた軸角は、特にトラス解析や構造力学のベクトル分解において非常に役立ちます。軸角を基に、各ベクトルの成分を分解し、力の分析を行う際に利用されます。この方法を使えば、エクセルでの解析が効率よく行えるでしょう。

ExcelでATAN2関数を使用して座標を基に軸角を計算する際は、引数の順番をATAN2(ΔY, ΔX)の形式で入力することが大切です。この方法を使えば、座標間の角度を正確に計算することができ、トラス解析や他の力学的解析にも活用できます。