IPsecルーターと経路表のネクストホップについて|トンネルIFの役割とその考え方

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ネットワーク構成における「IPsecルーター」や「トンネルインターフェース(トンネルIF)」に関する疑問は、特に複雑なネットワーク環境ではよくあります。この記事では、IPsecルーターの経路表におけるネクストホップの設定や、トンネルIFの役割について、どのように考えるべきかを解説します。

IPsecルーターと経路表の基本的な構成

IPsecルーターでは、経路表において宛先ネットワーク(NW)に対してどのルーターやインターフェースを使って通信を行うかを設定します。経路表には、デフォルトルートや特定の宛先へのルート情報が含まれます。このとき、ネクストホップ(次の経路)はどの機器やインターフェースを指すかによって異なります。

トンネルIFとは何か?

トンネルインターフェース(トンネルIF)は、IPsecトンネルを通じてデータが暗号化されて送信されるインターフェースのことです。IPsecトンネルは、特定の宛先ネットワーク(例えば、営業所のLAN)と本社の間で暗号化された通信を提供するために使用されます。これにより、安全なデータの送受信が可能になります。

通常、IPsecルーターでは、宛先ネットワークが営業所のLANである場合、その通信は「トンネルIF」を使用して送信されます。この「トンネルIF」は、IPsecトンネルを通じて営業所側に向けられる通信経路を指します。

ネクストホップが「トンネルIF」となる理由

質問にあるように、IPsecルーターの経路表で、宛先ネットワークが営業所のLANの場合、ネクストホップとして「トンネルIF」が設定される理由は、営業所への通信がIPsecトンネルを経由するためです。この場合、ネクストホップは営業所側のトンネルインターフェースを指し、暗号化されたトラフィックがトンネルを通って営業所に届きます。

矛盾しているように感じる理由とその解決方法

「ネクストホップが隣接機器を指すのに、営業所のLAN宛てにはトンネルIFが設定されるのは矛盾しているのでは?」という疑問が生じることがあります。この点については、矛盾ではなく、IPsecトンネルを利用した通信の性質によるものです。

実際には、IPsecトンネルを使用する場合、営業所への通信は「トンネルIF」に向かうことが正しい動作です。隣接機器へのルーティングは、通常の経路に従って処理されますが、トンネル経由で暗号化された通信を送信する場合、その宛先はトンネルインターフェースとして指定されます。これは、経路表での正しい動作であり、矛盾していません。

まとめ

IPsecルーターの経路表で「ネクストホップがトンネルIF」になるのは、IPsecトンネルを通じた暗号化通信のためであり、正しい設定です。隣接機器への通信は通常の経路を通りますが、営業所への通信はトンネルIFを経由することが求められます。この理解をもって、ネットワーク構成を正しく設定しましょう。

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