Procreateを使って印刷用にCMYKカラーで絵を描いた際、PSDで保存すると色がくすんでしまうという問題に直面していませんか?特に、JapanColor2001Coatedカラープロファイルを使用している場合に、どのような原因が考えられるのでしょうか?この記事では、問題の原因と解決方法を解説します。
ProcreateでCMYKカラーを使った際の問題
Procreateは、デフォルトではRGBカラーに対応していますが、印刷物に適したCMYKカラーに対応していない場合、色の変換や表示に問題が生じることがあります。特に、PSまたはJPEGに変換する際に色がくすんで見えることが多いです。
カラープロファイルの選択とその影響
JapanColor2001Coatedカラープロファイルを使う理由は、印刷業界で広く使われているためですが、このプロファイルには特定の色域(ガマット)が設定されています。ProcreateがRGBの色域で作業し、CMYKに変換する際、色の再現範囲が限られるため、色がくすんで見えるのです。
なぜ色がくすんでしまうのか
Procreateで描いた色はRGBモードで作成されるため、CMYKに変換する際に色の情報が失われ、特に明るい色や鮮やかな色がくすんだり、変わって見えたりすることがあります。これは、印刷物での色の再現範囲がRGBと異なるためです。
解決方法: RGBからCMYKへの変換を意識した作業
Procreateでは、完全にCMYKモードに変換して作業することはできませんが、作業前にRGBで描いた作品をあらかじめカラープロファイルを設定し、適切なCMYKプロファイルに変換しておくと効果的です。保存時に色味を維持したい場合は、最終的にPhotoshopや他のソフトで変換するのがオススメです。
JPEGやPSDで保存する場合の注意点
JPEGで保存するとRGBカラーに変換されますが、保存形式によっては色が変わることがあります。PSDフォーマットで保存する際、CMYK変換が適切に行われない場合があるため、最後にPhotoshopで色味の調整を行うと良いでしょう。もしJPEGが問題なく色味を保持している場合、その形式で保存することも一つの方法です。
まとめ: 印刷物に最適な色調整
Procreateで印刷用の作品を作成する際、CMYKモードに完全に対応していないため、色味の変換に注意が必要です。カラープロファイルの選択や、保存形式に気をつけ、必要に応じてPhotoshopで色調整を行うことで、色のくすみや変化を最小限に抑えることができます。


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