DRA-CAD 9 LEで寸法線が勝手に丸められる問題とその対処法

ソフトウェア

DRA-CAD 9 LEで図面を作成している際に、寸法線の最下位の位が0または5に自動的に丸められてしまうという問題が発生することがあります。通常、寸法線の設定で「最下位の位を0または5に丸める」のチェックボックスがオフになっているはずなのに、丸められてしまう場合は、他に何か原因があるかもしれません。本記事では、この問題の原因と対処方法について解説します。

寸法線の設定確認

最初に確認すべきことは、寸法線の設定が正しく行われているかどうかです。DRA-CAD 9 LEでは、寸法線のプロパティを設定する際に、「数値の形態」で丸めの設定が指定できます。この設定が間違っていないかをもう一度確認しましょう。

設定手順としては、まず寸法線を選択し、「属性」タブの「数値の形態」を確認します。ここで「最下位の位を0または5に丸める」にチェックが入っていないことを確認しましょう。チェックが外れていても問題が続く場合、次に試すべき方法があります。

ソフトウェアのバージョンとアップデート確認

DRA-CAD 9 LEのバージョンによっては、不具合やバグが影響している場合があります。使用しているバージョン(ver.9.0.3.0)が最新かどうかを確認し、もしアップデートが可能であれば、最新のバージョンに更新することをお勧めします。

ソフトウェアの更新には、DRA-CADの公式サイトから最新のパッチをダウンロードし、インストールする方法があります。これによって、バグ修正や機能改善が行われる場合があるため、問題が解消されることもあります。

他の設定やツールの干渉の確認

場合によっては、DRA-CAD 9 LE以外の設定やツールが干渉していることもあります。例えば、Windowsの設定や他のアプリケーションが影響を与えている可能性があります。特に、図面のスケーリングやグリッド設定、または寸法のフォントやスタイル設定などが影響することがあります。

この場合、他の設定やツールを一時的に無効にして、問題が解消されるか確認することをお勧めします。DRA-CADを起動した状態で他のプログラムを閉じ、設定を見直してみてください。

設定ファイルのリセットと再設定

もし、上記の方法を試しても問題が解消しない場合は、DRA-CADの設定ファイルをリセットすることを検討してみてください。設定ファイルが破損している場合、それが原因で予期しない動作を引き起こすことがあります。

設定ファイルをリセットする方法は、ソフトウェアの「設定」メニューから行うことができます。リセット後は、最初から設定をやり直すことになりますが、問題が解決する可能性があります。

まとめ

DRA-CAD 9 LEで寸法線が勝手に丸められる問題は、設定の確認やソフトウェアのアップデート、他のツールや設定との干渉が原因である場合があります。最初に寸法線の設定を確認し、それでも解決しない場合は、ソフトウェアのバージョンを最新のものにアップデートしたり、設定ファイルのリセットを試みると良いでしょう。これらの方法で問題が解決する可能性が高いため、順番に試してみてください。

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