Blenderで作成したヘアパーティクルをGLTF形式でエクスポートし、WebやThree.jsで表示させたい場合、通常のパーティクルはGLTFに含まれないため、メッシュまたはカーブに変換する必要があります。この記事では、Blenderのバージョン4.4を使用してヘアパーティクルをGLTF形式にエクスポートする方法を解説します。
ヘアパーティクルをメッシュまたはカーブに変換する方法
まず、ヘアパーティクルをメッシュやカーブに変換する必要があります。これにより、GLTF形式にエクスポートできるようになります。メッシュに変換する手順は次の通りです。
- ヘアパーティクルオブジェクトを選択
- 「オブジェクト」モードに切り替え、右クリックで「変換」オプションを選択
- 「変換」メニューから「メッシュに変換」を選ぶ
この手順で、ヘアパーティクルがメッシュオブジェクトとして変換されます。カーブに変換する場合も同様の手順を踏むことができます。
GLTF形式でエクスポートする際の設定
メッシュまたはカーブに変換した後、次に行うのはGLTF形式でのエクスポートです。エクスポート手順は以下の通りです。
- 「ファイル」メニューから「エクスポート」→「GLTF形式」を選択
- エクスポート設定画面で、「バイナリ」形式や「テクスチャのエクスポート」オプションを確認
- 「エクスポート」をクリックしてGLTF形式でエクスポート
GLTF形式でのエクスポート時には、ヘアパーティクルが正しく表示されるように、オブジェクトのスケールや位置も確認しておきましょう。
Three.jsでの表示方法
エクスポートしたGLTFファイルをThree.jsで表示するためには、Three.jsの「GLTFLoader」を使用します。次に示すコードは、GLTFファイルを読み込み、シーンに表示するための基本的なコードです。
const loader = new THREE.GLTFLoader();
loader.load('path/to/your/file.glb', function(gltf) {
scene.add(gltf.scene);
}, undefined, function(error) {
console.error(error);
});
このコードで、エクスポートしたGLTFファイルをThree.jsで読み込み、シーンに追加することができます。
よくある問題とその解決方法
Blenderでのエクスポート時に発生するよくある問題として、ヘアのスムーズさが失われたり、表示されないことがあります。この場合、エクスポート設定を確認し、メッシュやカーブが適切に変換されているかを再確認してください。また、テクスチャが適切に読み込まれていない場合は、GLTF形式でのエクスポート時に「テクスチャを含める」オプションを選択することが重要です。
まとめ: ヘアパーティクルのGLTF形式エクスポート方法
Blenderで作成したヘアパーティクルをGLTF形式でエクスポートするためには、まずパーティクルをメッシュまたはカーブに変換し、その後GLTF形式でエクスポートする必要があります。エクスポート後は、Three.jsで表示するための設定を行い、適切なエクスポート設定とロード方法を確認することが重要です。
この手順に従うことで、BlenderのヘアパーティクルをWebやThree.js上で正常に表示させることができます。

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