最近、AIを活用してWebアプリを開発している中で、コードが大規模になり、ファイルの数も増えてきたため、AIにすべてのコードを送信するのが困難になってきたという問題に直面することがあります。特に、ChatGPTやGeminiのようなAIツールでは最大10個のファイルしか送れないため、AIを活用する方法について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、AIを使って大規模なコードを効率的に管理し、活用する方法について解説します。
AIを使ったプログラミングのメリットと制約
AIは、特に単純なコードや小規模なプログラムには非常に効果的です。しかし、コードが大規模になると、AIにすべてを任せるのが難しくなるのが現実です。AIツールは複雑なコードを理解し、修正する能力に限界があるため、ファイル数が増えるとその範囲を超えてしまいます。
しかし、AIをプログラミングに活用するメリットとしては、コードの生成や修正、バグの発見や最適化などの支援があります。これをうまく活用するためには、どのように使うかが重要です。
大規模プロジェクトにおけるAIの活用方法
大規模なプロジェクトでは、AIをコードの生成だけに頼るのではなく、補助的なツールとして使うことが効果的です。以下の方法でAIをうまく活用できます。
- コードの一部をAIに任せる: 全体のコードをAIに送るのではなく、特定の部分(例えば、機能ごとのコードや関数)を分割してAIに処理させる。
- コードレビューの補助: 大規模なコードのレビュー作業にAIを活用し、潜在的なバグや最適化できる部分を指摘させる。
- ドキュメンテーションの生成: コードのコメントやドキュメントをAIに生成させることで、手間を省き、コードの理解を深める。
AIでコードを分割して送る方法
AIに大規模なコードを送る際には、コードを適切に分割して送ることが重要です。AIツールには一度に処理できるコード量に制限があるため、以下の方法で分割して送ることをお勧めします。
- 機能ごとに分割: コードを機能ごとに分け、AIに一度に処理させる範囲を絞ります。
- モジュールごとに分ける: コードをモジュールやクラスごとに分けて、それぞれをAIに送信して最適化を依頼します。
- 段階的なレビュー: コード全体を一度に送るのではなく、段階的にレビューを依頼することで、AIの処理負荷を軽減できます。
AIの限界を超えて効率的に利用するためのアプローチ
AIの能力を最大限に活用するためには、AIが苦手な部分を自分で補い、AIの得意分野で支援を得るというアプローチが有効です。例えば、AIを使って簡単なコード生成や最適化を行い、その後の大規模なアーキテクチャ設計や複雑なロジックに関しては自分で対処することが推奨されます。
また、AIをフル活用するためには、AIに送るコードの品質を保つことも重要です。AIが正確にコードを理解し、最適化を提案できるように、コードをクリーンに保ち、コメントを追加して理解しやすくしておくと良いでしょう。
まとめ
AIを使って大規模なコードを管理するには、コードを適切に分割して送る方法や、AIを補助的に利用する方法が効果的です。AIが得意とする部分で支援を受けつつ、自分が得意な部分を手作業で進めることで、効率的にプログラミングを進めることができます。AIの限界を理解し、適切に使うことで、大規模プロジェクトでもAIをうまく活用できるでしょう。


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