InDesignで縦書き原稿を正確に配置する方法:句読点と行間調整のコツ

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InDesignを使って縦書きの原稿を作成する際、特に句読点が行内に収まりきらない問題に直面することがあります。この問題を解決するためには、適切な設定とスタイルを駆使することが重要です。この記事では、句読点を1文字として扱い、行間や文字間の設定を調整して、40文字 × 30行のレイアウトを正確に維持する方法を解説します。

InDesignで縦書き原稿を設定する基本

縦書き原稿を作成する際の基本的な設定は、フレームグリッドを使用して文字の配置を整えることです。40文字 × 30行の設定をするには、まず「段落」や「文字」スタイルをカスタマイズし、グリッドに合わせた文字の収まりを確認する必要があります。

特に縦書きの場合、句読点が文字数としてカウントされるかどうかを正確に設定することが重要です。

句読点を1文字として扱う方法

縦書きで「、」や「。」などの句読点を1文字として扱うためには、InDesignの「文字間アキ」や「禁則処理」を調整する必要があります。特に、禁則処理の設定を使うことで、句読点が行内に収まらない問題を解決できます。

禁則処理を設定する手順は以下の通りです。

  • 「段落」パネルから「禁則処理」を選択
  • 「禁則文字」のリストに「、」「。」を追加
  • 設定を確認して、句読点が行内に収まるかチェック

この設定を行うことで、句読点が余分なスペースを取ることなく、行内に収まるようになります。

ぶら下げ処理と文字間アキの調整

ぶら下げ処理を行うと、文章が視覚的に整う一方で、文字間アキの設定が影響を与えることがあります。ぶら下げ処理と文字間アキの調整を行うことで、文章がグリッドに合わせて整列し、40文字 × 30行の設定を維持できます。

ぶら下げ処理を設定する手順は以下の通りです。

  • 「段落」パネルから「ぶら下げ」を選択
  • 「文字間アキ」を調整して、文字間が均等に収まるように設定

このように、文字間を調整しながら、縦書きのレイアウトが崩れないように設定できます。

欧文の整列とフレームグリッド設定の調整

縦書きの場合、欧文のテキストが混在していると、縦書きの文字組みと欧文の整列にズレが生じることがあります。欧文テキストの整列を調整することで、縦書きのレイアウトが整い、読みやすさが向上します。

欧文テキストの整列を行うためには、「文字」パネルから「横組み」のオプションを調整し、フレームグリッドに合わせて文字が適切に収まるように設定します。

まとめ

InDesignで縦書き原稿を作成する際の問題を解決するためには、句読点の取り扱いや文字間アキ、禁則処理の調整が必要です。これらの設定を駆使することで、40文字 × 30行のフレームグリッドを維持しつつ、文字組みが整った縦書き原稿を作成することができます。

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