Power AutomateでSPOリストのユーザー項目をJSONで複製する方法

プログラミング

Power Automateを使用してSPOリスト(SharePoint Onlineリスト)を複製する際、リストの外側の項目名は複製できますが、ユーザー項目のコピーに問題が生じることがあります。この記事では、ユーザー項目をJSON形式で適切に複製する方法について解説します。

Power Automateを使ったSPOリストの複製

Power AutomateでSPOリストを複製するには、「項目の作成」アクションを使い、新しいリストにデータを転送します。通常、リストのカラムを複製する際にはJSON形式でデータを指定しますが、ユーザー項目(ユーザー型カラム)はそのままでは適切にコピーできないことがあります。

これは、ユーザー項目が「ユーザー」または「グループ」型で、実際にはSharePoint内のユーザー情報と関連付けられているためです。この部分をJSONで正しく表現するためには、ユーザーIDを指定する必要があります。

ユーザー項目をJSONで記述する方法

「ユーザー」型のカラムは、実際のユーザーIDをJSON形式で指定する必要があります。以下のように記述することで、ユーザー項目を複製できます。

{ "担当者": { "@odata.type": "#Microsoft.Azure.Connectors.SharePoint.SPUser", "Id": 1234 } }

このJSONの「Id」部分に、対象のユーザーのIDを入力します。ユーザーIDは、対象のユーザーがSharePointに登録されている場合に一意の番号として割り当てられています。

ユーザーIDの取得方法

ユーザーIDを取得するためには、Power Automateの「ユーザー情報の取得」アクションを使用します。このアクションで、ユーザーの「Id」を取得することができます。

「ユーザー情報の取得」アクションを追加し、対象のユーザー(例えば、メールアドレスなど)を入力して、ユーザーIDを取得します。そのIDを前述のJSONコードに組み込みます。

その他の注意点とトラブルシューティング

ユーザー項目を複製する際、いくつかの注意点があります。

  • 対象ユーザーが正しくSharePointに登録されていることを確認してください。
  • ユーザーIDが正しいことを確認し、必要に応じて「ユーザー情報の取得」アクションでチェックします。
  • JSON形式が正しく記述されているかを確認し、エラーが発生した場合はPower Automateのログを確認して詳細なエラー内容を把握します。

まとめ

Power AutomateでSPOリストを複製する際に、ユーザー項目をJSONで複製する方法は、対象ユーザーのIDを正しく指定することが重要です。「ユーザー情報の取得」アクションを使用して、ユーザーIDを取得し、そのIDをJSONで指定することで、ユーザー項目を正しくコピーできます。適切なJSONの記述と設定を行うことで、Power Automateでのリスト複製作業がスムーズに進行します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました