Fortigate UTMからCheckPoint UTMへのHA構成移行ガイド

LAN

Fortigate UTMのHA構成(アクティブ・パッシブ)をCheckPoint UTMに切り替える際の重要なポイントと、IP構成や設定の移行方法について解説します。具体的な質問に対する回答をもとに、これからの業務に支障をきたさないように、必要な対策を学びましょう。

1. FortigateのHA構成におけるIPアドレスの取り扱い

Fortigate UTMのアクティブ・パッシブHA構成では、IPアドレスがどのように割り当てられるかは重要なポイントです。一般的に、アクティブ機、パッシブ機、それぞれのネットワークインターフェース(WAN、DMZ、LAN)に対して個別にIPアドレスが設定されます。

また、仮想IPアドレスはアクティブ機が使用し、パッシブ機は同じ仮想IPを待機している状態です。このため、実際のIPアドレス構成を把握しておくことが、後の作業において非常に重要です。

2. CheckPoint UTMでのIPアドレス構成

CheckPoint UTMにおいては、すべてのネットワークインターフェースに異なるIPアドレスを割り当てる必要があります。Fortigateのアクティブ・パッシブ構成から移行する場合、仮想IPアドレスをCheckPoint側で設定し直す必要があります。

そのため、FortigateのHA構成をCheckPointに移行する際には、新しいIPアドレスを各インターフェースに設定し直す作業が必要となります。これにより、ネットワーク構成がチェックポイントの要求に合ったものに変更されます。

3. Fortigateの設定をCheckPointに移行する際の注意点

Fortigate UTMの設定をそのままCheckPointに移行するのは直接的にできるわけではなく、手動での設定変更が求められます。Fortigate側の設定を取得し、CheckPoint用に適切な設定を行う方法について解説します。

Fortigateで設定したルールやオブジェクトをCheckPointで再作成する必要があります。また、設定を移行する前に、Fortigateで使用されている仮想IPやセッションの状態なども、CheckPointの仕様に合わせて再設定しなければなりません。

4. 設定の取得方法と注意点

Fortigateの設定を確認するには、管理画面から設定をエクスポートし、テキストファイル形式で取得することができます。これを元に、手動でCheckPointの管理画面に設定を反映させていきます。

具体的な方法としては、Fortigateの「診断」メニューから「設定」や「構成」エクスポート機能を使い、設定ファイルをバックアップすることができます。その後、バックアップファイルを確認し、必要な設定項目を抜き出してCheckPointに転送する形で設定を移行します。

5. まとめ

FortigateのHA構成をCheckPointに移行するには、IPアドレスの設定を再確認し、新たに異なるIPを割り当てる必要があります。また、Fortigateの設定を手動でCheckPointに移行するため、エクスポート機能を使って設定を確認し、適切に移行作業を行うことが重要です。これらのポイントを押さえ、移行作業を円滑に進めましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました