AutoCADで図面の縮尺を変更したい場合、SCALEコマンドを使用します。しかし、適切なコマンドの入力方法が分からないという方のために、今回は1/200の図面を1/250のサイズに合わせる方法について解説します。
1. SCALEコマンドとは
SCALEコマンドは、AutoCADで図面の縮尺を変更するための基本的なコマンドです。このコマンドを使うことで、図面全体のサイズを変更できますが、縮尺を変更する際には、元の縮尺と新しい縮尺の比率をしっかり把握する必要があります。
例えば、1/200の図面を1/250の縮尺に変更したい場合、縮尺の比率を適切に設定することで、正確なサイズに変換できます。
2. 1/200を1/250に変更する方法
1/200の図面を1/250に変更するための手順は以下の通りです。
- AutoCADを開き、変更したい図面を表示します。
- コマンドラインに「SCALE」と入力し、Enterキーを押します。
- 次に、オブジェクト(変更したい図面の選択部分)を選択します。
- コマンドラインに表示される「基準点」を指定し、図面の任意の点を基準点として指定します。
- 縮尺を変更するために、SCALEコマンドの引数に「1.25」を入力します。これは、1/200を1/250にするための比率です(250 ÷ 200 = 1.25)。
- Enterを押すと、図面が1/250に縮小されます。
3. 設定後の確認
縮尺が変更された後、図面が希望通りに表示されることを確認します。設定したサイズに問題がなければ、縮尺変更は成功です。また、必要に応じて、図面の一部を手動で微調整することも可能です。
4. まとめ
AutoCADでの縮尺変更は、SCALEコマンドを使用して簡単に行うことができます。1/200から1/250に変更する場合は、比率「1.25」を入力するだけで、すぐにサイズを変更できます。正確な比率を入力することで、意図した通りの図面サイズを得ることができます。


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