Wordを使っている際に、文字を入力してエンターキーを押すと、文字の前に点線や実線が表示される問題が発生することがあります。これらの線は、ファイルを保存してWordを再起動した際には消えているものの、再度発生することがあります。この記事では、この問題を解決する方法について詳しく説明します。
1. 問題の原因について
まず、表示される点線や実線は、Wordの「変更履歴」機能や「コメント」機能、または「スタイル」設定に関連している場合が多いです。これらの線は、文章の修正履歴や追加情報を示すために表示されることがあります。
2. 「変更履歴」機能を確認する
点線や実線が表示される原因として、変更履歴機能が有効になっていることがあります。この機能は、複数のユーザーが文書を編集した場合に変更箇所を追跡するために使用されます。変更履歴を無効にする方法は以下の通りです。
変更履歴を無効にする方法
- Wordを開き、「校閲」タブを選択します。
- 「変更履歴」のオプションを見つけ、「記録しない」を選択します。
- これで、今後の編集において変更履歴の線が表示されなくなります。
3. コメント機能の確認
もう一つの原因として、コメント機能が関係している場合があります。コメント機能は、文書に注釈やメモを追加するために使用され、文字の近くに点線や実線が表示されることがあります。コメント機能を無効にする方法は以下の通りです。
コメント機能を無効にする方法
- 「校閲」タブに移動し、「コメント」をクリックします。
- 「コメントの削除」を選択し、文書内のコメントを削除します。
- これでコメントに関連する線が消えるはずです。
4. スタイル設定の確認
スタイル設定によっても、文書内で不必要な線が表示されることがあります。特に、文書内の段落スタイルやリストスタイルが原因となっていることがあります。スタイル設定を確認し、変更する方法は以下の通りです。
スタイル設定を確認する方法
- 「ホーム」タブに移動し、「スタイル」セクションを見つけます。
- 現在のスタイル設定を確認し、必要に応じて変更します。
- 特に「段落」や「リスト」のスタイル設定に注意し、線が表示される設定を確認します。
まとめ
Wordで文字の前に点線や実線が表示される問題は、変更履歴機能、コメント機能、またはスタイル設定が原因であることが多いです。これらの機能を確認し、無効化または調整することで、問題を解決することができます。もしこれらの方法で解決できない場合は、Wordのバージョンに応じた設定を再確認したり、Microsoftのサポートを利用することを検討しましょう。
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