Illustratorのミラーツールとライブペイントツールの使い方と対称図形を残す方法

Illustrator

Illustratorのミラーツールを使用して左右対称のイラストを描こうとする際、ライブペイントツール(塗りつぶし)が使えないという問題が発生することがあります。また、ミラーツールで作成した線をそのまま残したい場合、どのように解除すればよいかも気になるところです。この記事では、これらの問題の解決方法とミラーツールを使う際のコツを紹介します。

ミラーツールでライブペイントツールが使えない理由

ミラーツールを使用すると、左右対称に描画したオブジェクトは「複製」された状態で作成されます。これにより、ミラーツールが適用されているオブジェクトには「ライブペイントツール」が適用できなくなります。ライブペイントツールは通常、パスや形状に直接色を塗るため、ミラーツールによって左右反転したオブジェクトにはこの機能が動作しません。

この問題を解決するには、まずミラーツールで作成したオブジェクトを「分割」や「拡張」して、通常のパスに変換する必要があります。

「分割、拡張」を使って塗りを可能にする方法

ミラーツールで描いたオブジェクトにライブペイントツールを使用するには、まず「分割」または「拡張」を行って、パスを通常のオブジェクトに変換する必要があります。これにより、ライブペイントツールを使って塗りつぶしができるようになります。

手順は以下の通りです。

  • ミラーツールで左右対称に描いたオブジェクトを選択。
  • 「オブジェクト」メニューから「拡張」を選択。
  • 拡張オプションを確認してOKを押し、パスに変換します。
  • これで、ライブペイントツールが使用可能になります。

ミラーツールの機能を解除して対称図形を残す方法

ミラーツールで作成した左右対称の図形をそのまま残したい場合、ミラーツールを解除してオブジェクトを独立させる必要があります。この操作を行うことで、ミラーツールが適用されていない状態に変更できます。

解除手順は以下の通りです。

  • ミラーツールで作成した対称図形を選択。
  • 「オブジェクト」メニューから「パス」を選択し、「パスの分割」を選びます。
  • これで、ミラーツールの機能が解除され、図形は独立したパスとして残ります。
  • その後、パスを編集したり、必要に応じて塗りつぶしを行うことができます。

まとめ

Illustratorのミラーツールを使って左右対称のイラストを描く場合、ライブペイントツールを使用するにはオブジェクトを「拡張」または「分割」して通常のパスに変換する必要があります。また、ミラーツールの機能を解除して対称図形を残す方法も理解しておくと、より柔軟にイラストを編集できます。これらの方法を使いこなすことで、より自由にイラストを作成できるようになるでしょう。

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