Macのマルチディスプレイでアプリの表示先を指定する方法(OS12以降)

Macintosh(Mac)

Macでマルチディスプレイを使用している際、各アプリケーションをどのディスプレイで開くかを指定できる便利な機能がOS12以降で動作しなくなったという報告が増えています。特に、Dockからアプリを右クリックして「オプション」から選択していた方法が、最新のmacOSバージョンでは機能しないことがあるため、その原因と解決方法について解説します。

Macでのマルチディスプレイ設定の基本

Macで複数のディスプレイを使用する場合、Mission Controlの設定を活用することで、ディスプレイごとに別々の操作スペースを設定することができます。これにより、各ディスプレイで異なるウィンドウやアプリケーションを開くことができ、作業効率が向上します。

「ディスプレイごとに操作スペースを分ける」オプションをオンにすることで、各ディスプレイに独自の作業環境を提供できます。しかし、macOSのバージョン12(Monterey)以降、一部の設定でアプリを特定のディスプレイで開くためのオプションが無効化された可能性があります。

OS12以降で発生する問題の原因

macOS12以降、以前のバージョンで使用できた「Dockからアプリ右クリック → オプション → デスクトップ1、2」を選択する方法が動作しなくなることがあります。これは、macOSのアップデートで一部のディスプレイ管理機能が変更されたことが原因です。

以前は、アプリを特定のディスプレイに固定できましたが、現在のmacOSではこのオプションが削除または制限され、アプリを選択したディスプレイではなく、デフォルトのディスプレイ(通常はメインディスプレイ)で開く場合があります。

解決方法:アプリを特定のディスプレイに固定する方法

現在のmacOSでアプリを特定のディスプレイで開くための設定は、いくつかの方法で試すことができます。まず、Mission Controlで各ディスプレイごとに作業スペースを設定しておくことが基本です。この設定を行った後、アプリケーションを移動させてそのディスプレイに固定します。

1. アプリケーションを一度開き、希望のディスプレイにドラッグします。
2. アプリを希望のディスプレイに配置した状態で、そのディスプレイで操作を続けると、次回からそのアプリはそのディスプレイで開かれることが多いです。

なお、この方法は必ずしもすべてのアプリに対して100%有効とは限りませんが、試してみる価値はあります。

サブディスプレイにDockを表示する方法と問題解決

サブディスプレイにDockを表示させることで、アプリを起動する際にメインディスプレイではなく、サブディスプレイでアプリを開こうとする場合があります。Dockがサブディスプレイに表示されている場合、アプリケーションはデフォルトでメインディスプレイで開くことが多いです。

この問題を解決するためには、Dockの位置を変更することで、アプリがどのディスプレイで開くかを調整できます。Dockを希望するディスプレイにドラッグして、次回以降そのディスプレイでアプリが開くように設定できます。

まとめ

macOSのバージョン12以降、マルチディスプレイ環境でアプリを特定のディスプレイに開く方法が一部変更されましたが、Mission ControlやDockの設定を工夫することで、以前のような操作環境に近づけることができます。サードパーティ製のディスプレイ管理ツールも活用し、マルチディスプレイ環境をさらに効率的に活用することができるでしょう。

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