自作PCでWindows 11のインストール中に、画面が黒くなり、マウスカーソルだけが動く問題に遭遇した場合、いくつかの原因が考えられます。この記事では、その原因と解決方法を解説します。
インストール中の黒い画面の原因
Windows 11のインストール中に「画面が黒くなる」という現象が発生する主な原因には、ドライバの不一致や、インストールメディアの不完全性、あるいはBIOS設定の問題が考えられます。特にグラフィックカードやマザーボードのドライバが正しく認識されていない場合に、このような問題が発生しやすくなります。
また、インストール中に再起動がかかる際、グラフィックドライバやその他の重要なドライバが適切にインストールされていないと、黒い画面が表示されることがあります。
解決方法1: BIOS設定の確認
一部のマザーボードでは、インストール時に特定の設定が影響する場合があります。MSIのB650 Tomahawk WIFIを使用している場合、BIOSの設定が適切でないと、インストール中に問題が発生することがあります。特に、グラフィックカード設定やSecure Boot設定を確認しましょう。
まずは、BIOSに入り、以下の設定を確認してください。
- Secure Bootを無効にする
- CSM（Compatibility Support Module）を有効にする
- グラフィックカードの設定をデフォルトに戻す
これらの設定を変更後、再度インストールを試みてください。
解決方法2: インストールメディアの再作成
インストールメディアが不完全である場合、インストールが正常に完了しないことがあります。USBメモリの書き込みエラーや、ISOファイルの破損が原因となることがあります。
最新のWindows 11のISOファイルをMicrosoft公式サイトから再度ダウンロードし、インストールメディアを作り直してみましょう。USBメモリは、十分な容量があり、適切にフォーマットされたものを使用してください。
解決方法3: グラフィックドライバの確認
インストール後に必要なグラフィックドライバが正しくインストールされていない場合、画面表示が不安定になることがあります。インストール後にグラフィックドライバを手動でインストールするか、Windows Updateを使用してドライバを最新のものに更新しましょう。
グラフィックドライバを最新のものに更新することで、画面が正常に表示されるようになります。
まとめ
Windows 11インストール中に画面が黒くなる問題は、BIOS設定、インストールメディアの問題、またはドライバの不具合が原因であることが多いです。BIOS設定を確認し、インストールメディアを再作成し、必要に応じてドライバを更新することで解決できる場合がほとんどです。これらの方法を試し、問題が解決しない場合は、Microsoftサポートに問い合わせることも検討してください。
コメント