MacのターミナルでMicroSDカードをFAT32フォーマットする際に、パスワードを求められることがありますが、カーソルが表示されず入力できないという問題が発生することがあります。この問題の原因と解決策を詳しく説明します。
Macのターミナルでのパスワード入力問題
ターミナルでコマンドを実行し、管理者権限を要求されると「Password:」と表示されます。この時、パスワードを入力してもカーソルが表示されないのは、ターミナルでのセキュリティ機能です。実際には入力している文字は処理されていますが、セキュリティ上、入力した文字は表示されません。
これにより、パスワード入力時にカーソルが動かないように感じるかもしれませんが、正しくパスワードを入力して「Enter」を押せば、コマンドが実行されます。
解決方法:ターミナルでのパスワード入力
ターミナルでパスワード入力時にカーソルが表示されないことは正常な挙動です。以下の手順で進めてください。
- パスワードを入力し、カーソルが動かなくても気にせず入力を続けます。
- 入力後、「Enter」キーを押してコマンドを実行します。
- パスワードが正しければ、次のステップへ進みます。
もしパスワードが間違っている場合は、エラーメッセージが表示されるので、再度正しいパスワードを入力してください。
MicroSDカードをFAT32でフォーマットする方法
次に、ターミナルでMicroSDカードをFAT32フォーマットする手順を説明します。
- ステップ1:「ディスクユーティリティ」を開き、MicroSDカードを確認します。
- ステップ2:ターミナルを開き、「diskutil list」コマンドで接続されているディスクを確認します。
- ステップ3:「diskutil eraseDisk FAT32 NAME MBRFormat /dev/diskX」と入力し、適切なディスク番号(X)を指定します。
- ステップ4:コマンドを実行し、パスワードを入力します。これでMicroSDカードがFAT32でフォーマットされます。
別の方法:GUIを使用する
もしターミナルでの作業が不安な場合は、Macに標準搭載されている「ディスクユーティリティ」を使って、MicroSDカードを簡単にFAT32でフォーマットできます。
- ディスクユーティリティを開く:アプリケーションからディスクユーティリティを開きます。
- MicroSDカードを選択:左側のリストからフォーマットしたいMicroSDカードを選択します。
- 消去を選択:上部の「消去」ボタンをクリックし、フォーマットの種類を「MS-DOS (FAT)」に設定します。
- 消去を実行:「消去」をクリックし、MicroSDカードをFAT32でフォーマットします。
まとめ
Macのターミナルでパスワードを入力する際、カーソルが表示されないのは通常の動作です。パスワードが正しい場合、問題なくコマンドを実行できます。もしターミナルでの作業が不安な場合、ディスクユーティリティを使ってFAT32フォーマットを行うこともできます。どちらの方法でもMicroSDカードを正しくフォーマットすることができます。

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