Illustratorでモリサワフォント「A-OTF新ゴPro」から「G-新ゴ」に変更できない問題の解決法

Illustratorで「A-OTF新ゴPro」の文字を「G-新ゴ」に変更しようとしても反映されない、またはテキスト部分がまるごと消えてしまうという問題に直面している方へ。この記事では、この問題の原因と解決策について詳しく説明します。

問題の概要と原因

Illustratorで「A-OTF新ゴPro」のフォントを「G-新ゴ」に変更しても、文字が変わらない、またはテキストが消える問題が発生することがあります。この現象は、フォントの互換性やフォントファイルの設定、Illustratorの環境設定に起因することが多いです。

この問題が起きる主な原因としては、以下の点が考えられます。

フォントのバージョン違い：「A-OTF新ゴPro」と「G-新ゴ」は、モリサワの異なるフォントファミリーであるため、完全に同じではない可能性があります。これにより、文字がうまく変換できない場合があります。
フォントの埋め込み状態：Illustratorで過去に作成したファイルに埋め込まれたフォントが、他のフォントと互換性がない場合、変更後に文字が表示されないことがあります。
フォントのキャッシュ問題：Illustratorやシステムのフォントキャッシュが古くなっている場合、フォントの変更が正しく反映されないことがあります。

このような問題に直面した場合、以下の手順で解決できることが多いです。

まず、「A-OTF新ゴPro」や「G-新ゴ」など、使用するフォントが正しくインストールされているか確認してください。もしインストールに問題がある場合、フォントを再インストールしてみましょう。

手順：「コントロールパネル」または「フォント」フォルダから該当するフォントを削除し、再インストールします。

フォントキャッシュの問題を解決するために、キャッシュをクリアすることも有効です。フォントキャッシュが破損していると、フォント変更が正しく反映されないことがあります。

手順：Illustratorを閉じて、コンピューターの「フォントキャッシュ」をクリアします。具体的な方法は、使用しているオペレーティングシステムによって異なりますが、一般的にはフォント管理ツールを使用します。

過去に「G-新ゴ」で制作したIllustratorデータでテキスト部分が消えるという場合、このデータに埋め込まれているフォント設定が原因の可能性があります。Illustratorでは、異なるフォントが使用されている場合、ファイルを開いたときにテキストが表示されないことがあります。

解決策：そのデータを開いた際、フォントの置き換えを行うことで解決できます。具体的には、「文字」メニューから「フォントを置き換え」を選び、適切なフォントを手動で指定します。

Illustratorでフォントを置き換える手順は次の通りです。

これにより、フォントの不一致によるテキスト表示不具合を解消できます。

Illustratorで「A-OTF新ゴPro」から「G-新ゴ」に変更できない場合やテキストが消える問題に直面した場合、まずはフォントのインストール状態とキャッシュを確認し、問題を解決しましょう。

また、過去に作成したファイルのフォント置き換えを行うことで、フォントの不一致による問題を解決できます。これらの手順を踏むことで、Illustratorでスムーズに作業を進めることができるようになります。