MacのTime Machineは、NAS(ネットワーク接続ストレージ)や外部ドライブを使って、バックアップを自動的に取る便利なツールですが、WindowsPCのDドライブをバックアップ先として使用できるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、WindowsPCをTime Machineのバックアップ先として利用する方法について詳しく説明します。
1. Time Machineのバックアップ先として利用できるデバイス
MacのTime Machineは、通常、NAS(ネットワーク接続ストレージ)や外部ハードドライブをバックアップ先として利用することが一般的です。これらのストレージデバイスは、Macと簡単に接続でき、Time Machineによる自動バックアップが可能です。しかし、WindowsPCのローカルドライブ(例えば、Dドライブ)を直接Time Machineのバックアップ先として設定することは、基本的にはサポートされていません。
では、WindowsPCのDドライブをバックアップ先として利用するためには、どうすれば良いのでしょうか?
2. WindowsPCの共有フォルダを利用する方法
WindowsPCのDドライブを直接Time Machineのバックアップ先として使用することはできませんが、WindowsPCのDドライブ内のフォルダをネットワーク共有に設定し、その共有フォルダをMacでアクセスする方法はあります。この方法では、MacとWindowsPCが同じネットワーク内に接続されている必要があります。
具体的には、WindowsPCのDドライブの一部を共有フォルダとして設定し、Macの「ネットワーク」からそのフォルダにアクセスします。次に、Time Machineの設定でその共有フォルダをバックアップ先として指定することで、WindowsPCをバックアップ先として利用することができます。
3. SMBを使用した共有の設定方法
WindowsPCでSMB(Server Message Block)を有効にして、MacからWindowsPCのDドライブにアクセスする方法があります。まず、WindowsPCでSMBを有効にし、共有したいフォルダにアクセスできるように設定します。次に、MacのFinderからそのフォルダに接続し、Time Machineのバックアップ設定で指定します。
ただし、この方法では、バックアップ先として利用するのは「フォルダ」であり、WindowsPCのDドライブ全体を直接バックアップすることはできません。そのため、Dドライブの中の特定のフォルダをバックアップ対象にする必要があります。
4. 代替案:NASの利用
もし、WindowsPCのDドライブをバックアップ先として利用するのが難しい場合、代替案としてNAS(ネットワーク接続ストレージ)を利用することをおすすめします。NASは、Time Machineがサポートしているバックアップ先として非常に適しており、複数のデバイス間でファイルの共有も簡単に行えます。
NASにMacを接続し、Time Machineで自動バックアップを設定することで、バックアップ先として安定したストレージを使用できます。また、NASはネットワーク越しにアクセスできるため、WindowsPCのように物理的に近くにいなくても問題なくバックアップを取ることができます。
まとめ
WindowsPCのDドライブをMacのTime Machineのバックアップ先として直接利用することは難しいですが、WindowsPCのDドライブ内のフォルダをネットワーク共有し、そのフォルダをバックアップ先として設定することは可能です。また、安定したバックアップ先としてNASの利用を検討することもおすすめです。Time Machineは、適切なバックアップ先を設定することで、重要なデータをしっかりと保護することができます。


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