USBメモリにファイルをコピーする際に、「属性が見つかりません」というエラーメッセージが表示されることがあります。特に、すでにかなりの容量を使用しているときや、大きなファイルを追加しようとしたときに発生しがちです。この記事では、このエラーの原因とその解決策について詳しく解説します。
「属性が見つかりません」の原因とは？
「属性が見つかりません」というエラーメッセージは、USBメモリの容量やファイルシステムに関連する問題で発生することがあります。特に、残り容量が少ない、またはUSBメモリが古い形式でフォーマットされている場合に起こりやすいです。
USBメモリに書き込みができない原因として、次のようなものが考えられます。
- ファイルシステムが「FAT32」である場合、1ファイルあたりの最大サイズが4GBまでという制限がある
- USBメモリの残り容量が不足している
- USBメモリが不良セクタを含んでいる
- USBメモリが適切にフォーマットされていない
USBメモリの容量とファイルシステムの確認
まず、USBメモリのファイルシステムを確認することが重要です。USBメモリが「FAT32」形式でフォーマットされている場合、大きなファイル（4GBを超えるファイル）のコピーはできません。この場合、ファイルシステムを「exFAT」や「NTFS」に変更することで、より大きなファイルをコピーできるようになります。
次に、USBメモリの残り容量を確認し、十分な空き容量があることを確かめましょう。もし容量が不足している場合は、不要なファイルを削除してから再度ファイルのコピーを試みてください。
USBメモリのフォーマット方法
USBメモリをフォーマットするには、以下の手順を実行します。
- USBメモリをPCに接続します。
- 「マイコンピュータ」または「PC」を開き、USBメモリを右クリックして「フォーマット」を選択します。
- 「ファイルシステム」のドロップダウンメニューから「exFAT」または「NTFS」を選択します。
- 「開始」をクリックし、フォーマットを完了させます。
フォーマット後は、USBメモリに新たにファイルをコピーできるようになります。
不良セクタのチェックと修復
もし、USBメモリに不良セクタが含まれている場合、ファイルの読み書きが正常に行われないことがあります。これをチェックするには、Windowsの「chkdsk」コマンドを使用することができます。
「chkdsk」を実行する手順は以下の通りです。
- 「コマンドプロンプト」を管理者として開きます。
- 「chkdsk [USBメモリのドライブレター]: /f」と入力してEnterキーを押します。
- 不良セクタのチェックと修復が自動で行われます。
まとめ
「属性が見つかりません」というエラーは、USBメモリの容量不足や不適切なファイルシステムが原因で発生することがあります。解決策としては、USBメモリのファイルシステムを「exFAT」や「NTFS」に変更したり、容量の確認を行い、不良セクタを修復することが有効です。これらの対策を実行することで、USBメモリへのファイルコピーをスムーズに行えるようになります。
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