Windows 11の累積更新プログラムが途中でシャットダウンや再起動を繰り返し、最終的にアップデートが完了しないという問題に直面することがあります。このようなトラブルが発生すると、非常に不便でストレスがたまります。本記事では、アップデートが終わらない場合の原因とその解決方法について詳しく解説します。
Windows 11のアップデートが終わらない理由とは
Windowsのアップデートが途中で止まる原因は多岐に渡ります。主な原因としては、インターネット接続の不安定さ、ストレージ容量不足、システムファイルの破損などが挙げられます。また、アップデートファイル自体が壊れていたり、以前のアップデートが完全に終了していないことも原因となる場合があります。
特に「2025-07 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 24H2の累積更新プログラム(KB5062553)」のような大規模なアップデートでは、システムに大きな変更を加えるため、問題が発生しやすくなります。
アップデートが途中でシャットダウンしてしまう場合の対処法
アップデートが50%で停止し、その後シャットダウンを繰り返す場合、まずは以下の手順を試してみましょう。
1. パソコンをセーフモードで起動し、アップデートを再試行する。セーフモードでは、不要なアプリケーションが無効化されるため、アップデートがうまく行くことがあります。
2. 「Windows Updateのトラブルシューティングツール」を使用する。このツールは、アップデートに関連する問題を自動的に検出し、修正するための手助けをしてくれます。
強制シャットダウンができない場合の対処法
アップデート中に強制的にシャットダウンできない場合、まずは数分間待ってみることが重要です。アップデートが完了するまで待つことで、システムが自動的に終了する場合もあります。
もし待っても進まない場合、強制シャットダウンを行うには、パソコンの電源ボタンを長押しして強制的に電源を切ります。その後、パソコンを再起動し、アップデートを再試行することができます。
アップデートが終わらない時に試すべき修復方法
アップデートが進まない場合、システムファイルの破損が原因であることも考えられます。これを修復するには、「sfc /scannow」コマンドを実行してシステムファイルのスキャンと修復を行います。
手順は以下の通りです。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
- コマンドプロンプトで「sfc /scannow」と入力し、Enterキーを押します。
- スキャンが完了するまで待ち、必要な修復が行われるのを確認します。
最終手段:アップデートを手動でインストールする
上記の方法でも解決しない場合は、Windows Updateカタログから直接アップデートをダウンロードし、手動でインストールすることも一つの方法です。
まず、Windows Updateカタログサイトにアクセスし、問題のあるアップデート(KB5062553)を検索します。その後、手動でインストーラーをダウンロードし、インストールを試みてください。
まとめ
Windows 11のアップデートが進まない場合、さまざまな原因と解決方法があります。セーフモードやトラブルシューティングツールの使用、システムファイルの修復など、いくつかの手順を試して問題を解決しましょう。万が一、すべての方法を試しても解決しない場合は、手動でアップデートをインストールすることを検討してください。
コメント