卒業論文の作成時、大学指定の様式に従って文字サイズやページ数、余白設定などを行うことが求められます。しかし、Wordで文書を作成した際に、指定されたページ数を超えてしまうことがあります。この記事では、Wordでの卒論作成時にページ数が合わない原因とその解決方法について詳しく解説します。
ページ数が合わない原因
卒論作成時に「文字サイズ10.5ポイント、余白30mm」の設定で、指定されたページ数より多くなってしまう原因として、以下の要因が考えられます。
1. フォントや行間の設定
指定されたフォントや文字サイズが正確でない場合、ページ数が増えてしまいます。特に、Wordで設定する際に、見落としがちな行間の設定や文字間隔が影響することがあります。
2. 余白やページサイズの確認
余白設定が適切でない場合、ページのレイアウトが変わり、ページ数が増えることがあります。Wordの「ページ設定」で余白や用紙サイズが適切に設定されているか再確認しましょう。
3. 文字の自動調整
Wordでは、フォントサイズや段落設定を自動調整する場合があります。これが意図しないレイアウト変更を引き起こし、ページ数が増えることがあります。自動調整設定をオフにすることで改善できます。
Wordで卒論のページ数を合わせるための設定方法
以下の手順で、Word文書を大学指定の様式に従って調整することができます。
1. フォントと文字サイズの設定
まず、フォントが指定されたもの(例: 明朝体)であるか確認します。次に、文字サイズを10.5ポイントから12ポイントの間で設定します。これを行うには、「ホーム」タブでフォントサイズを調整しましょう。
2. 行間の設定を調整
行間が広すぎるとページ数が増えてしまいます。行間は「1.5行」または「固定値で18pt」に設定します。これを「段落」設定で調整しましょう。
3. 余白設定の確認
「ページ設定」で右20mm、左上下30mmの余白設定を確認します。設定が間違っている場合は、「ページレイアウト」タブの「余白」から「ユーザー設定の余白」を選び、指定された値に設定します。
ページ数を減らすための追加の工夫
ページ数をさらに調整するためには、以下の方法を試すことができます。
1. 不要な空白行や段落を削除
文書内に不要な空白行や段落が含まれていると、ページ数が増えます。空白行や段落の削除を行い、文書をコンパクトにまとめましょう。
2. 表や図のサイズを調整
表や図を含んでいる場合、それらのサイズを適切に調整することも重要です。図や表が大きすぎると、ページ数が増えてしまいます。適切なサイズに変更することで、ページ数を調整できます。
まとめ
卒論を作成する際、指定されたページ数に合わせるためには、フォントや行間、余白設定を正確に行うことが重要です。また、不要な空白や段落、図表のサイズ調整を行うことで、ページ数を指定通りに収めることができます。これらの設定を確認し、必要に応じて調整を行い、規定に合わせた卒論を作成しましょう。

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