Rhino(ライノセラス)で作成した3Dデータを効率的に2D化してAdobe Illustratorに持っていく方法

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Rhino(ライノセラス)で作成した3Dデータを2D化して、Adobe Illustratorなどで使用するための効率的な方法を知りたい方へ。この記事では、3Dデータを2Dに変換する際のベストプラクティスを解説します。特に、必要な部分だけを2D化し、余分な線を排除する方法に焦点を当てています。

Rhinoで作成した3Dデータを2D化する方法

Rhinoには3Dデータを2D化する機能がありますが、デフォルトの2D化コマンドは不要な線が多く含まれるため、あまり使いたくない方も多いです。そのため、別の方法で効率よく2Dデータを生成する方法を紹介します。

1. Rhinoから3Dデータをエクスポートする

まず、Rhinoで作成した3Dデータを、2D化したいビューで表示します。このビューを基に、必要な画像を2D形式でエクスポートすることができます。

以下の手順でエクスポートします。

  • Rhinoの「ビュー」タブで、斜視図や任意の角度のビューを選択。
  • 「ファイル」>「エクスポート選択」を選び、ファイル形式としてSVGやDXFを選びます。
  • 保存する場所を選び、エクスポートを完了します。

これで、選択したビューを基にした2Dデータがエクスポートされます。

2. 他のソフトで2D化する方法

もしRhinoでのエクスポートが満足いく結果を得られなかった場合、3Dデータを他のソフトウェアで2D化する方法もあります。例えば、Blenderなどの3Dモデリングソフトで「カメラビュー」を設定し、そのビューを2D形式でエクスポートする方法があります。

この方法では、Blenderの「カメラビュー」から見た視点を2Dとして書き出すことができ、精度が高く、色や影も含めて出力することが可能です。

3. Illustratorでの編集

エクスポートしたSVGやDXFファイルをAdobe Illustratorで開くと、2Dデータとして扱うことができます。Illustratorでは、さらに詳細な編集が可能で、色の塗りつぶしや線の太さ、形状の調整ができます。

Illustratorでの手順は以下の通りです。

  • Illustratorで「ファイル」>「開く」を選択し、エクスポートしたSVGまたはDXFファイルを開きます。
  • 必要に応じて、パスを調整し、塗りつぶしや色を変更します。
  • 最後に、デザインが完成したら、再度保存して使用します。

4. 色(塗りつぶし)の反映について

Rhinoからエクスポートした2Dデータに色を反映させる方法として、エクスポート時に「色」や「マテリアル」を適切に設定しておくことが重要です。

例えば、Blenderで2D化したデータをSVGで保存する際に、オブジェクトの色を設定しておくと、Illustratorでその色が自動的に反映されます。これにより、色の変更を一手に行うことができ、効率よく作業が進みます。

まとめ

Rhinoで作成した3Dデータを2D化してIllustratorで使用するには、まずRhinoで適切なビューをエクスポートし、その後Illustratorで編集するのが効率的です。エクスポート時には、不要な線が含まれないように工夫し、他のソフトを活用してさらに精度の高い2D化を行うことも可能です。色の塗りつぶしを反映させるには、エクスポート時に色設定を調整することが大切です。

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