Scratchを使って、割り算の概念をゲームを通じて学ぶ方法を紹介します。このゲームでは、43人の子どもを4人がけの長椅子に座らせる問題を解決します。割り算の結果、余りが出る場合に、その余りを切り上げる仕組みをゲームで体験することができます。
1. ゲームの概要
ゲームは、43人の子ども(丸いスプライト)を、4人がけの長椅子(長椅子のスプライト)に座らせるという内容です。プレイヤーは子どもをドラッグして、順番に長椅子に座らせます。座れる人数が4人を超えると次の長椅子に移動します。
2. 長椅子のコスチューム設定
長椅子には、座っている人数に応じて5つのコスチュームを用意します。
- ① 誰も座っていない
- ② 1人が座っている
- ③ 2人が座っている
- ④ 3人が座っている
- ⑤ 4人が座っている
これらのコスチュームを使って、座る人数に応じて長椅子を変更します。
3. クローンを使って子どもをドラッグ
Scratchでは、クローンを使って同じキャラクター(子ども)を複数作成できます。クローンを使うことで、子どもを画面上でドラッグして、長椅子に座らせることができます。クローンを使うことで、繰り返し子どもを座らせることができ、座る人数に応じて長椅子のコスチュームが変化します。
4. 長椅子に座らせるロジック
プログラムのロジックでは、座れる人数(4人)に達したら次の長椅子に移動し、座るたびに長椅子のコスチュームが更新されます。座れる人数を数え、4人に達したら長椅子を切り替え、再び座ることができるようにします。
5. 問題解決とScratchでの実装方法
このゲームを通じて、割り算の考え方(43 ÷ 4 = 8あまり3)を学びます。余りを切り上げる方法も、ゲーム内で確認できるので、算数の理解が深まります。また、ゲームを作成することで、プログラミングのスキルも向上します。
6. まとめ
Scratchを使ったゲーム制作を通じて、割り算の概念を学ぶことができます。子どもを長椅子に座らせるゲームの作成は、割り算の理解を深めるための良い方法です。プログラムの中で子どもをドラッグして座らせ、余りを切り上げる仕組みを体験することで、実際の数学の問題を楽しみながら学ぶことができます。


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