Windows 11でデスクトップのアイコンの並び順が元に戻る問題とその解決方法

Windows 11でデスクトップのアイコンを整理して並べ替えた後、再起動や終了後に元の並び順に戻る問題は、設定の不具合やキャッシュの問題が原因で発生することがあります。この問題を解決するためには、いくつかの方法があります。

1. 自動整列機能を無効にする

Windowsにはデスクトップアイコンを自動で整列させる機能があります。この機能が有効になっていると、アイコンの並びが勝手に変更されることがあります。これを無効にするには、デスクトップで右クリックし、「表示」から「自動整列」をオフにします。

この設定をオフにすることで、手動で並べたアイコンの位置が保持されやすくなります。

アイコンの並び順が再起動後に戻ってしまう場合、Windowsが配置情報を保存できていない可能性があります。これを解決するために、アイコンを手動で並べ替えた後に「表示」オプションから「アイコンの配置」を調整します。

また、サードパーティ製のツールを使ってアイコンの配置を固定することもできます。例えば、「DesktopOK」などのツールを使うと、アイコンの配置を簡単に保存し、復元することができます。

Windows 11では、アイコンのキャッシュが破損すると、アイコンの配置が正しく保存されないことがあります。この場合、アイコンキャッシュをリセットすることで問題を解決できます。

アイコンキャッシュをリセットするには、コマンドプロンプトを管理者として実行し、次のコマンドを入力します。

ie4uinit.exe -ClearIconCache

このコマンドを実行すると、アイコンキャッシュがクリアされ、新たにアイコンが正しく表示されるようになります。

もし上記の方法で解決しない場合は、システムの復元を試みることができます。システムの復元を使用して、問題が発生する前の状態に戻すことができます。

「コントロールパネル」から「回復」を選択し、「システムの復元」をクリックして、復元ポイントを選択します。これにより、Windowsの設定が正常な状態に戻り、アイコンの並び順の問題も解決できることがあります。

Windows 11でデスクトップのアイコンの並び順が元に戻ってしまう問題は、いくつかの原因が考えられます。自動整列機能の無効化やアイコン配置の保存、アイコンキャッシュのリセットを試すことで、多くの場合問題を解決することができます。それでも解決しない場合は、システムの復元を試みるとよいでしょう。