Windows 10環境でSecure Bootを有効にしたい場合、特にASUS PRIME B660M-A D4マザーボードを使用している場合、設定がうまくいかないことがあります。ここでは、Secure Bootを有効にするために必要なステップを詳しく解説します。
Secure Bootとは
Secure Bootは、PCの起動時に信頼できるソフトウェアだけを実行するためのセキュリティ機能です。これにより、OSやドライバが改ざんされていないことを確認できます。特にWindows 10以降、Secure Bootは推奨されており、安全な起動環境を提供します。
Secure Bootの有効化方法
ASUS PRIME B660M-A D4でSecure Bootを有効にするためには、BIOSの設定を確認する必要があります。以下の手順を実行してください。
- UEFIモードに設定する: BIOSメニューに入ったら、まずUEFIモードで起動する設定になっているか確認してください。
- Secure Boot ModeをStandardに設定: BIOSの「Secure Boot Mode」項目を「Standard」に設定します。ここでは「Custom」ではなく「Standard」を選択することが重要です。
- UEFIファームウェアのアップデート: 場合によっては、UEFIのバージョンが古いと設定が反映されないことがあります。ASUSの公式サイトから最新のBIOSをダウンロードしてアップデートすることを検討しましょう。
- Windows Boot Managerが表示されていることを確認: Secure Bootを有効にするには、WindowsがUEFIモードでインストールされている必要があります。通常、インストール時に自動的にUEFIが選択されますが、確認してみてください。
問題が解決しない場合の対策
もしSecure Bootが有効にならない場合は、以下の点を確認してみてください。
- Fast Bootを無効にする: 一部のPCではFast Bootが有効になっていると、BIOS設定が反映されにくいことがあります。この設定を無効にして再起動してみましょう。
- Windowsの再インストール: WindowsがLegacyモードでインストールされている場合、Secure Bootを有効にするためにはUEFIモードで再インストールする必要があります。
- BIOSの設定をリセット: BIOSの設定をリセットして、初期設定に戻すことで、意図しない設定の競合を解消できることがあります。
まとめ
ASUS PRIME B660M-A D4でSecure Bootを有効にするためには、UEFIモードで起動し、BIOSの「Secure Boot Mode」を「Standard」に設定する必要があります。また、WindowsがUEFIモードでインストールされているかも確認しましょう。それでもうまくいかない場合は、BIOSのアップデートや再インストールを検討することが有効です。
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