iMacをターゲットディスプレイモードとして使用したいが、うまくいかないとお困りの方も多いでしょう。特に、iMac(27-inch, Late 2009)をMacBook Pro(15-inch, Late 2013)や新しいM1 Mac miniと接続する際のポイントを、実際の接続方法や必要な条件を踏まえて解説します。
ターゲットディスプレイモードとは?
ターゲットディスプレイモードは、iMacを外部ディスプレイとして使用するための機能です。この機能を使うと、iMacの画面を別のMacのディスプレイとして利用することができます。通常、iMacは自分のMacとして使用されますが、ターゲットディスプレイモードを有効にすると、iMacをまるで外部モニターのように扱うことができます。
この機能は、主にiMacとMacBookを接続して、外部モニターとしてiMacを活用したい場合に便利です。しかし、ターゲットディスプレイモードが動作するためには、特定の条件を満たす必要があります。
ターゲットディスプレイモードの要件
iMac(27-inch, Late 2009)をターゲットディスプレイモードで使用するには、以下の要件を満たす必要があります。
- 対象のiMac: 27インチのiMac(Late 2009)以降のモデルに対応しています。それ以前のモデルではターゲットディスプレイモードは使用できません。
- 接続端子: iMacと接続するためには、ThunderboltやMini DisplayPortを使用する必要があります。
- OSバージョン: iMacには、macOS High Sierra 10.13.6以降のバージョンが必要です。ターゲットディスプレイモードがサポートされていない場合、ソフトウェア的な問題が原因かもしれません。
- 適切なケーブル: MacBook ProやMac miniとの接続には、ThunderboltケーブルまたはMini DisplayPortケーブルを使用する必要があります。
接続方法とトラブルシューティング
手元にある接続ケーブル(純正ThunderboltケーブルやBelkin 4K Mini DisplayPort to HDMIアダプター)を使って接続を試みたが、うまくいかない場合、以下の点を確認してください。
- 正しいポートの使用: iMacとMacBook Pro、またはMac miniを接続する際、ThunderboltポートまたはMini DisplayPortが必要です。HDMIアダプターはターゲットディスプレイモードには対応していません。
- ターゲットディスプレイモードの有効化: 接続後、iMac側で「Command + F2」を同時に押してターゲットディスプレイモードを有効にします。もし反応しない場合は、iMacを再起動してから再度試してください。
- ソフトウェアとハードウェアの互換性: 使用しているMacBook ProやMac miniがターゲットディスプレイモードに対応していることを確認してください。また、macOSが最新バージョンにアップデートされているかも確認しましょう。
新しいM1 Mac miniとの接続について
新しいM1 Mac miniは、iMacと同じようにターゲットディスプレイモードに対応していますが、M1チップによる互換性の違いが影響する場合もあります。もし接続に問題がある場合、最初にM1 Mac miniのディスプレイ設定やmacOSのバージョンを確認しましょう。
また、M1 Mac miniを使用する場合、接続ケーブルとポートの種類が正しいかも再度チェックする必要があります。特に、Thunderbolt 3(USB-C)ケーブルを使用している場合、iMac側のポートがMini DisplayPortに対応していることを確認してください。
まとめ
iMacをターゲットディスプレイモードとして使用するには、iMacのハードウェアとソフトウェアの要件を満たしている必要があります。特に、ThunderboltポートやMini DisplayPortの使用が求められ、接続方法やケーブル選びも重要です。
ターゲットディスプレイモードを使うことで、iMacを外部ディスプレイとして利用できるため、作業環境が広がり、効率的に作業を行うことができます。もし接続に問題がある場合は、ケーブルやポートの確認、または「Command + F2」でモードを有効化して再度試してみましょう。
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