Excelで表を作成中に、1セル1セルに謎のテキストボックスが表示されることがあります。このテキストボックスは意図的に作成した覚えがないのに表示され、削除しても消えないという悩ましい問題です。この記事では、そんな謎のテキストボックスの原因と、削除するための対策方法について解説します。
謎のテキストボックスの正体とは?
Excelで表示される謎のテキストボックスは、通常「オブジェクト」または「フォームコントロール」と呼ばれるもので、セルに関連付けられている場合があります。このようなオブジェクトは、ユーザーが何らかの操作を行うことで誤って挿入されることが多いです。例えば、コピー&ペーストの際に、別のシートやファイルから不必要なオブジェクトが持ち込まれることがあります。
また、Excelではグラフィック要素として「テキストボックス」が使用されることがあり、何らかの形で意図せず追加された場合にこの現象が発生することもあります。
テキストボックスを削除する方法
テキストボックスを削除する方法はいくつかあります。まず、最も簡単な方法は「オブジェクトの選択」を使用する方法です。これにより、誤って作成されたオブジェクトを選択して削除できます。
手順は次の通りです。
- Excelのメニューから「ホーム」タブを選択し、「検索と選択」オプションをクリックします。
- 「オブジェクトの選択」をクリックすると、シート上のすべてのオブジェクトが選択されます。
- 選択されたテキストボックスをクリックし、Deleteキーで削除します。
テキストボックスが消えない場合の対処法
もしテキストボックスが削除できない場合、オブジェクトがロックされている可能性があります。この場合、オブジェクトを解除するための手順が必要です。
次の手順で解除できます。
- 対象のセルまたはオブジェクトを右クリックし、「図の書式設定」を選択します。
- 「プロパティ」タブを開き、「ロック解除」を選択します。
- 再度オブジェクトを選択し、削除します。
他の解決策:Excelの設定をリセットする
それでも解決しない場合、Excelの設定が影響している可能性があります。その場合、Excelを「セーフモード」で起動して問題を確認することをおすすめします。
セーフモードでExcelを起動するには、Excelのショートカットを「Ctrl」キーを押しながらダブルクリックします。これにより、Excelの設定を初期状態に戻して起動できます。セーフモードで問題が解消される場合は、設定やアドインが原因であることが分かります。
まとめ
Excelで謎のテキストボックスが表示される原因は、誤って挿入されたオブジェクトやロックされたオブジェクトによるものです。これらのオブジェクトを削除するためには、「オブジェクトの選択」機能や「プロパティ」タブからのロック解除を試すことが有効です。もし問題が解決しない場合は、セーフモードでExcelを起動して設定をリセットすることも検討してみてください。


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