「一太郎」で作成した文書をネット印刷で冊子として製本する場合、フォントの埋め込みが非常に重要です。フォントが埋め込まれていないと、印刷時に意図したフォントが表示されないことがあります。本記事では、「一太郎」でフォントを埋め込む方法と、印刷時に気をつけるべきポイントについて解説します。
フォント埋め込みの重要性
印刷物を作成する際、使用するフォントが印刷会社の環境に依存してしまうことがあります。特にオリジナルのフォントや、特定のライセンスが必要なフォントを使っている場合、適切にフォントを埋め込んでいないと、印刷時に違うフォントが使用され、仕上がりに影響を及ぼすことがあります。これを防ぐために、フォントを埋め込むことが推奨されます。
一太郎でフォントを埋め込む方法
一太郎で作成した文書をPDFに変換する際にフォントを埋め込む手順は次の通りです。
- 一太郎を開き、PDFとして保存する準備をします。
- 「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
- 保存形式を「PDF」に設定し、オプションをクリックします。
- 「PDF保存オプション」で「フォント埋め込み」を選択します。
- 設定が完了したら保存をクリックして、フォントが埋め込まれたPDFファイルが作成されます。
PDF変換後に確認するべきこと
PDFを作成した後、フォントが正しく埋め込まれているかを確認することが重要です。PDFを開いた際に「フォント」プロパティを確認することで、埋め込まれているかどうかを確認できます。Adobe Acrobat Readerなどで「ファイル」→「プロパティ」→「フォント」を選択し、使用されているフォントの欄に「埋め込まれたフォント」と記載されていればOKです。
もし埋め込まれていない場合は、再度フォント埋め込みの設定を確認し、再保存してください。
ネット印刷の依頼時に注意すべき点
印刷会社にデータを送る際、PDFファイルのフォント埋め込みが重要ですが、その他にも注意すべきポイントがあります。
- カラー設定：色味の再現性を高めるために、CMYKカラーを使用する。
- 画像解像度：印刷物の品質を保つため、画像の解像度は300dpi以上に設定する。
- ページ設定：用紙サイズやマージンなど、印刷会社の仕様に合わせたページ設定を行う。
まとめ
「一太郎」でフォントを埋め込んだPDFを作成し、ネット印刷に依頼するためには、フォント埋め込みを正しく行うことが非常に重要です。これにより、印刷時に意図した通りのフォントが使われ、きれいな仕上がりが期待できます。また、PDFファイルを送る際には、カラー設定や画像解像度、ページ設定などにも注意を払いましょう。
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