Excelで出面表を自動入力する方法：締め日を基準にした日付範囲の作成

建設業などで利用される出面表をExcelで作成する際、特に日付範囲の自動入力が求められることがあります。この記事では、締め日が20日の場合、12/21～1/20の範囲を自動的に入力する方法を解説します。

出面表をExcelで作成する際の基本的な流れ

出面表は、従業員や作業者の出勤日や作業日を記録するために使用される表です。日付範囲を自動で入力することで、手作業の手間を減らし、効率的に作業が進みます。

特に、締め日が決まっている場合、その日付に基づいて範囲を自動的に計算する方法が有効です。例えば、毎月20日が締め日であれば、翌月の21日から20日までの日付範囲を自動入力できると便利です。

Excelでは、日付を自動的に入力するために、関数を使うことができます。具体的な方法を紹介します。

1. 基準となる日付のセルを作成：まず、締め日となる日付（例：12/20）を入力するセルを作成します。例えば、セルA1に12/20と入力します。

2. 開始日と終了日を計算する：次に、開始日（12/21）と終了日（1/20）を自動で計算する関数を設定します。例えば、セルB1に開始日を、セルC1に終了日を表示させます。

開始日は、次のように設定します：
=DATE(YEAR(A1), MONTH(A1), DAY(A1)+1)

終了日は、次のように設定します：
=DATE(YEAR(A1), MONTH(A1)+1, DAY(A1))

上記の方法を用いれば、毎月同じような範囲を自動で作成できます。しかし、場合によってはさらに日付の調整が必要なこともあります。

1. 月末の日付を調整：月の最終日が変動する場合、締め日を基準に月末の日付を計算する関数も活用できます。例えば、月末の日付を取得するには次の関数を使用します：
=EOMONTH(A1, 1)

2. 日付のフォーマットを統一する：日付の表示形式を統一することで、見やすく管理しやすくなります。日付フォーマットを統一するには、日付セルを選択し、「セルの書式設定」で希望の形式を選択します。

出面表では、日付範囲をリストにして管理することが一般的です。Excelでは、上記の方法を応用して、日付リストを作成することができます。

1. 日付リストの自動作成：開始日から終了日までをリストとして自動入力する方法として、次のような式を利用します。例えば、セルB2に開始日（12/21）を入力し、セルB3から下に順番に日付を表示させるには、次の式を使用します：
=B2+1

2. 必要に応じて月ごとに区切る：月ごとに区切ってリストを作成することで、出面表をより管理しやすくすることができます。

Excelで出面表を作成し、締め日を基準にした日付範囲を自動入力する方法について解説しました。関数を活用することで、毎月同じ作業を効率的に行うことができます。これにより、手作業で日付を入力する手間を省き、作業の効率化が図れます。