室内でLANケーブルを配線する際、市販の丸型LANケーブルには色分けがされているのか、また、ケーブルを木材の隙間に通すために一旦切断しなければならない場合の対策についての質問が多くあります。この記事では、LANケーブルの色分けに関する情報と、ケーブルを通す際の注意点や工夫方法を解説します。
1. 市販の丸型LANケーブルに色分けはされているか?
市販されているLANケーブルには、色分けがされているものとされていないものがあります。特に、CAT5eやCAT6などの標準的なLANケーブルでは、内部の導線が異なる色で分けられていることが一般的です。この色分けは、ケーブル内のツイストペア(捻じられた2本の線)を識別しやすくするためです。
しかし、外部のケーブル本体(丸型の部分)には、色分けがされていないことが多いです。色分けがされている場合も、ケーブルの種類や製造メーカーによって異なるため、必ずしもすべての丸型LANケーブルが色分けされているわけではありません。
2. 木材の隙間にLANケーブルを通す方法
LANケーブルを木材の隙間に通す際、ケーブルが長すぎたりプラグが大きすぎたりして通らないことがあります。この場合、ケーブルを切断せずに通す方法として、以下の方法を試すと良いでしょう。
- ケーブルのプラグ部分を外す:一部のLANケーブルは、プラグ部分を取り外すことができます。取り外した後、ケーブルを隙間に通し、再度プラグを取り付ける方法です。
- 柔軟性のあるケーブルを使用:柔らかいケーブルやフラットケーブルを選ぶと、隙間に通す際に便利です。
- ケーブルを慎重に通す:木材の隙間に通す際は、ケーブルを慎重に曲げないようにし、力を加えすぎないようにします。
3. ケーブルを切断する場合の注意点
もしどうしてもケーブルを切断しなければならない場合、いくつかの注意点があります。
- 切断後の端末処理:ケーブルを切断した後は、端子の処理をしっかりと行い、剥きすぎないようにします。誤ってケーブルの内部導線を傷つけないように注意が必要です。
- 再接続にはプラグの取り付けが必要:ケーブルを再接続する場合、RJ45プラグを取り付けるための工具(圧着工具)が必要です。
- LANケーブルの性能を損なわないようにする:切断後に再接続する場合、ケーブルのツイストペアのバランスを崩さないように注意してください。バランスが崩れると、通信速度や品質に悪影響を与える可能性があります。
4. まとめ
市販の丸型LANケーブルは、通常、内部で色分けされていますが、外部のケーブル本体に色分けがされていないことが一般的です。木材の隙間にケーブルを通す場合、プラグ部分を外す、柔軟性のあるケーブルを使う、慎重に通すなどの方法で対応できます。また、どうしてもケーブルを切断しなければならない場合は、適切な端末処理と再接続が必要です。


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