MacBookの起動時に「sticky keys」や「slow keys」が自動的にオンになり、パスワード入力時にキーボードが反応しなくなる問題が発生している場合、何らかの設定やソフトウェアの不具合が原因である可能性があります。この記事では、その問題の解決方法について解説します。
問題の概要:アクセサビリティのポップアップが表示される
MacBookを起動した際、ログイン画面で「sticky keys on」や「slow keys on」のメッセージが表示され、キーボードの操作に支障が出る現象が発生することがあります。この現象は、パスワード入力時のみで、ログイン後には通常のキーボード操作に戻る場合がほとんどです。
この問題は、Macのアクセサビリティ設定が原因となっていることが多いですが、設定はオフになっているにもかかわらず問題が発生する場合もあります。
アクセサビリティ設定の確認方法
まず、アクセサビリティ設定を再確認することが重要です。設定がオフになっている場合でも、何らかの原因で自動的に有効になってしまうことがあります。設定の確認方法は以下の通りです。
- 「システム環境設定」を開き、「アクセサリ」を選択します。
- 「キーボード」タブを選び、「アクセシビリティ」をクリックします。
- 「Sticky Keys」や「Slow Keys」のチェックボックスがオンになっていないかを確認します。
これで解決しない場合、他の原因が考えられます。
キーボードの設定とドライバーの再インストール
キーボードの設定やドライバーが正常でない場合も、この問題を引き起こすことがあります。もしキーボードの設定に問題がない場合、次に試すべき方法は以下の通りです。
- 「システム環境設定」から「キーボード」を選択し、設定をリセットします。
- 「macOS」を再インストールして、ドライバーや設定が正常に適用されるか確認します。
ハードウェアの故障の可能性
万が一、ソフトウェアの設定やドライバーで解決できない場合、キーボード自体のハードウェアに問題がある可能性もあります。キーの反応が鈍くなる原因として、キーボード自体の故障が考えられるため、ハードウェア診断ツールで問題をチェックすることをおすすめします。
Appleの「診断ツール」を使って、ハードウェアの問題がないかを確認する方法は以下の通りです。
- MacBookをシャットダウンし、再起動時に「D」キーを押し続けます。
- 診断ツールが起動し、ハードウェアの診断結果が表示されます。
まとめ
MacBookで「sticky keys」や「slow keys」がログイン時に表示される場合、アクセサビリティの設定を確認することが最初のステップです。それでも解決しない場合は、キーボード設定のリセットやmacOSの再インストールを試みてください。それでも問題が続く場合は、ハードウェアに問題があるかもしれないため、Appleの診断ツールを使用して確認しましょう。


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