子供がパソコンを触ったかどうかを確認したい場合、イベントビューアーを使って、パソコンの起動やシャットダウン、ログインなどの履歴をチェックする方法があります。Windows 11では、システムのログを簡単に確認でき、誰がパソコンを使用したのか、または自動で起動したのかを把握することができます。この記事では、イベントビューアーを使った証拠の確認方法を詳しく説明します。
イベントビューアーとは?
イベントビューアーは、Windowsの管理ツールの1つで、システムの状態やログを詳細に表示します。このツールを使うことで、コンピュータがどのように動作しているか、どんな操作が行われたかを把握することができます。イベントビューアーには、起動やシャットダウン、ログインなど、さまざまな情報が記録されます。
イベントビューアーを使用することで、特定のイベントがいつ、誰によって発生したのかを確認できるため、誰かがパソコンを使った形跡を追跡するのに便利です。
イベントビューアーで確認するべきイベントID
イベントビューアーでは、特定のイベントIDを使って、起動やシャットダウン、ログインの履歴を確認することができます。以下のイベントIDを使って、必要な情報を抽出します。
- イベントID 6005:システムの起動時に記録されます。パソコンが起動した時間を確認できます。
- イベントID 6006:システムのシャットダウン時に記録されます。パソコンがシャットダウンされた時間を確認できます。
- イベントID 7001:ログイン時に記録されます。誰がパソコンにログインしたかを確認できます。
- イベントID 7002:ログオフ時に記録されます。誰がログオフしたかを確認できます。
これらのイベントIDを使うことで、パソコンを使った時間帯やログインの履歴を把握することができます。
イベントビューアーでのログ確認方法
イベントビューアーを使ってログを確認する方法は簡単です。以下の手順で、パソコンの履歴を確認しましょう。
- 「スタート」メニューを右クリックし、「イベントビューアー」を選択します。
- 左側のメニューから「Windowsログ」>「システム」を選択します。
- イベントビューアーの中から、必要なイベントID(6005、6006、7001、7002)を探して、詳細を確認します。
これで、誰がどのタイミングでパソコンを使用したのか、または自動で起動したかを確認することができます。
パソコンの自動起動設定の確認方法
パソコンが自動的に起動する設定がされている場合、手動で触っていなくてもパソコンが動作することがあります。これを確認するには、以下の設定をチェックしましょう。
- タスクスケジューラの確認:タスクスケジューラを使って、特定の時間にパソコンが自動で起動する設定がされていないか確認します。
- BIOS設定の確認:PCのBIOS設定で、「Wake on LAN」や「RTC(Real-Time Clock)Wake」などの設定が有効になっていないか確認します。これらが有効になっていると、PCが特定の条件で自動的に起動することがあります。
これらの設定を確認することで、自動で起動した原因を特定することができます。
まとめ
イベントビューアーを使うことで、パソコンを触った時間帯やログイン履歴を確認することができ、誰がパソコンを使ったのかを知る手がかりになります。また、自動起動の設定を確認することで、無人でパソコンが起動した原因を特定できます。これらの手順を試して、パソコンの利用状況を明確にすることができます。
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