Wordで表内に複数のテキストボックスを挿入して作業をしていると、テキストボックス内でEnterキーを押すと、他のテキストボックスにも不具合が発生し、文が見えなくなったりレイアウトが崩れたりすることがあります。この記事では、これらの問題の原因と解決方法について説明します。
テキストボックス内で改行をすると起こる問題とは?
Wordでテキストボックスを表内に配置した場合、テキストボックス内の文章にEnterキーで改行を加えると、他のテキストボックスのレイアウトにも影響を与えることがあります。この不具合は、特に表の中で複数のテキストボックスを使用している際に発生しやすいです。
また、テキストボックスを表の外に出すと問題は解消されるものの、再び表内に戻すと同様の症状が発生する場合があります。この現象は、テキストボックスの配置や設定に関わるもので、Wordの描画オブジェクトや段落設定に関連しています。
原因と修正方法
この不具合の原因は、テキストボックスの「文字列の折り返し」設定にあります。テキストボックス内のテキストが、周囲の表のセルに影響を与えないように設定を変更する必要があります。以下の手順で修正できます。
- テキストボックスを選択し、右クリックして「図の書式設定」を選びます。
- 「テキストボックス」タブを選択し、「文字列の折り返し」を「前面」に設定します。
- これにより、テキストボックス内のテキストが他のテキストボックスや表に影響を与えなくなります。
この設定を行うことで、テキストボックス内でEnterキーを押しても、他のテキストボックスのレイアウトが崩れることなく、改行が適切に反映されます。
他の解決策:テキストボックスの配置を見直す
テキストボックスの設定を変更しても問題が解決しない場合、テキストボックスの配置方法を見直すことが必要です。表内でテキストボックスを使用する場合、テキストボックスの配置を「テキストの前面」にすることが重要です。
また、テキストボックスが表のセルに合わせて適切にサイズ調整されているかも確認してください。テキストボックスが表の枠内に収まらない場合、改行時に不具合が発生することがあります。
まとめ:Wordでのテキストボックスの改行不具合を解決する方法
Wordでテキストボックス内で改行を行うときに発生するレイアウトの崩れや文が見えなくなる問題は、テキストボックスの設定や配置を調整することで解決できます。特に「文字列の折り返し」の設定を「前面」に変更することで、多くの場合、この問題は解消されます。
もしこれで解決しない場合は、テキストボックスの配置方法やサイズ調整を見直すことで問題が解決することがあります。Wordを効率的に使うために、これらの設定を理解して適切に対応しましょう。


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