FortiClientのダウンロードやインストール時に、誤ってZTNA EditionやEPP/APT Editionを選択してしまうことはよくあります。これらのバージョンには無料版と有料版があり、特に料金に関して不安になる方も多いです。この記事では、FortiClientの各エディションの違いや、インストーラーのダウンロード後に料金が発生するかどうかについて解説します。
FortiClient VPN-onlyの特徴
FortiClient VPN-onlyは、FortiGateファイアウォールと連携するための基本的なVPN接続機能を提供する無料のクライアントソフトウェアです。このソフトウェアは、リモートワークやセキュアな接続を提供するために使用されるもので、個人や小規模な企業に適しています。VPN接続のみを必要とする場合、このエディションをインストールするのが最適です。
ZTNA EditionとEPP/APT Editionの違い
FortiClientのZTNA Edition(Zero Trust Network Access Edition)とEPP/APT Edition(Endpoint Protection and Advanced Threat Protection Edition)は、それぞれ異なるセキュリティ機能を提供します。ZTNA Editionは、ゼロトラストセキュリティを実現するための追加機能が含まれており、EPP/APT Editionは、エンドポイントの保護と高度な脅威対策を提供します。
これらは、企業向けの有料版であり、個人や小規模なユーザーには不要な機能が含まれています。そのため、これらを誤ってダウンロードしてしまった場合、不要な機能や有料の機能が含まれていることがあります。
ダウンロード後に料金が発生するか?
FortiClientのZTNA EditionやEPP/APT Editionをダウンロードした際に、購入画面が表示されずインストーラーがすぐにダウンロードされた場合、料金が発生することはありません。FortiClientの有料版を使用するには、ライセンス購入が必要ですが、ダウンロード自体は無料で行えるため、心配する必要はありません。
インストーラーをダウンロードしても、実際に製品を使用するにはライセンスの入力や認証が必要となり、その際に料金が発生します。購入画面が表示されることはなく、ライセンス購入後に機能を有効化する形になります。
誤ってインストーラーをダウンロードした場合の対処法
もし、ZTNA EditionやEPP/APT Editionのインストーラーを誤ってダウンロードしてしまった場合、特に心配する必要はありません。これらのインストーラーは無料でダウンロードできますが、実際に機能を使うにはライセンスが必要です。
インストール後に機能制限がかかり、ライセンス購入を促される場合がありますが、これは無料版のFortiClient VPN-onlyに戻すことで解決できます。不要なエディションをアンインストールし、公式サイトからFortiClient VPN-onlyを再インストールするだけで、問題なくVPN機能を利用できます。
まとめ
FortiClientには、VPN-only、ZTNA Edition、EPP/APT Editionなど、さまざまなエディションがあります。VPN-onlyは無料で利用できるのに対し、ZTNA EditionやEPP/APT Editionは企業向けの有料版です。誤って有料版のインストーラーをダウンロードした場合でも、料金が発生することはなく、必要に応じてVPN-onlyを再インストールすることで、問題を解決できます。
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