Cisco SD-WANのコントローラー(vBond/vSmart/vManage)を0から構築するのは初めての場合、どこから手を付けていいのか分からないこともあります。この記事では、vBond、vSmart、vManageの各コンポーネントのインストールと設定方法について解説します。
1. Cisco SD-WAN コントローラーの概要
Cisco SD-WANは、企業のネットワークを効率的に管理するためのソフトウェアデファインド型のソリューションです。vBond、vSmart、vManageはそれぞれ、ネットワークのセキュリティ、データ転送の最適化、管理機能を提供する役割を担っています。
2. サーバー環境と必要なリソースの確認
まず、Cisco SD-WANの各コンポーネントをインストールするために、サーバ環境(仮想マシン)が適切に準備されていることを確認します。また、Cisco Smart Accountも必要です。これによりライセンスの管理と使用ができます。
3. vBond、vSmart、vManageのインストール手順
vBond、vSmart、vManageはそれぞれ別々にインストールする必要があります。インストールは仮想マシン(VM)で行い、適切なOSや仮想化プラットフォーム(VMwareなど)が動作するサーバにインストールします。インストールの際には、Ciscoの公式ガイドに従うことが重要です。
4. ライセンスのインストールと設定
ライセンスは、Cisco Smart Accountから取得する必要があります。ライセンスを取得後、vBond、vSmart、vManageに適用します。ライセンスの適用には、Cisco Smart Accountへのログインと、ライセンスファイルをインストールする手順が含まれます。
5. デバイステンプレートとフィーチャーテンプレートの作成方法
デバイステンプレートとフィーチャーテンプレートは、Cisco SD-WANのデバイスや機能を管理するために重要な設定です。これらを作成することで、ネットワークの管理が効率的に行えます。vManageからテンプレートを作成し、設定内容を適用する方法を理解しておくことが重要です。
6. トラブルシューティングとサポート
もしインストールや設定に問題が生じた場合、Ciscoのサポートを利用することができます。公式のサポートサイトやフォーラムを活用して、よくある問題の解決方法を調べましょう。
7. まとめ
Cisco SD-WANコントローラー(vBond、vSmart、vManage)の構築には、サーバ環境の準備からライセンスの適用、テンプレート作成まで、いくつかのステップがあります。各ステップを順番に進めることで、正しくインストールと設定を行うことができます。


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